J.S.バッハ:ヨハネ受難
※録音:2016年3月21, 22日(ライヴ)、キングズ・カレッジ聖堂 ---------- 冒頭から抑制の効いた感が一層の感興を呼び起こすヨハネ受難曲の登場。イギリスの名門ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団と、おなじく名門のアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックというこの上ないコンビによるバッハです。2016年のイースター期間に行われた礼拝での演奏をライヴ収録したもの。世界最高峰の合唱団のひとつであるキングズ・カレッジのやわらかな響きに心奪われます。そしてアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの抑えの効いた管弦楽がこれまた聴きもの。合唱での管弦楽、そしてヨハネ受難曲の魅力のひとつでもあるちりばめられた美しいアリアでの、器楽ソリストの面々のしっとりとした演奏は息をのむ美しさです。ガーディナーともたびたび共演している名手ジェームズ・ギルクリストが福音史家を務めているのをはじめ、ブリュッヘンとの第九で来日もしているニール・デイヴィスによるイエスなど、ソリスト陣も充実の布陣。
スティーヴン・クレオベリー(指揮)、ジェイムズ・ギルクリスト(福音史家)、ニール・デイヴィス(キリスト)、ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)、イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、ロデリック・ウィリアムズ(バス)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック/Stephen Cleobury
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