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[DISC1]
(1)-(5) 川崎洋の詩による五つの混声合唱曲「やさしい魚」 （詩：川崎洋,曲：新実徳英）
1. 感傷的な唄
2. ジョギングの唄
3. 天使
4. 鳥が
5. やさしい魚
(6)-(8) 混声合唱曲集「三つの愛の歌」
I. 寄り寝し妹を （歌：柿本人麻呂,曲：新実徳英）
II. Thy mouth like the best wine （テキスト：旧約聖書「雅歌」より,曲：新実徳英）
III. Suavies cantus （テキスト：J. キーツ,ラテン語訳：新実徳英,曲：新実徳英）
[DISC2]
(1)-(2) 混声合唱とピアノのための「黙礼スル」 第1番 A.E.44 （原詩：和合亮一, エディット・曲：新実徳英）
I. 畏れる
II. 祈る
(3)-(5) 混声合唱とピアノのための「黙礼スル」 第2番 A.E.43 〜「馥郁たる火を」より〜 （詩：和合亮一,曲：新実徳英）
I. 闇夜
II. 決意の火
III. 青空に（「詩の黙礼」より）
(6)-(8) つぶてソング （詩：和合亮一,曲：新実徳英）
あなたはどこに
なぜ生きる
重なり合う手と手
※録音：2016年11月28日、第一生命ホール（ライブ録音）
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あの2011年3月11日の大震災による天災・人災、それを音楽作品として残すのが自分の務めだ、と次第に思うようになった。そのきっかけはまず12曲の「つぶてソング」、そして「決意」(5曲の組曲)、「ふと口ずさむ」(4曲の組曲)、そして本日の「黙礼スル」第1番、第2番である(すべて和合亮一作詩による)。「黙礼スル」は作曲時より全5部の構成を考えており、和合さんの詩のエディットを含めて、1番と2番を行ったり来たりしながら、先ず2番、そして1番を書き上げるという、なかなかに大変な作業だった。この度、かねてよりの連続演奏の願いをかなえてくださったこと、ほんとうに嬉しい。また、若書きの「やさしい魚」、還暦のときの「三つの愛の歌」を並べてくださったのは望外の歓びであり、僕にとって至福の時間を過ごさせていただくことになろう。今回の貴重な場を作ってくださった藤井宏樹=樹の会の皆さんに心よりの感謝と敬愛の念を捧げたいと思います。新実徳英(演奏会プログラムより)
藤井宏樹（指揮）／樹の会（合唱）
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