1. ミサ・ブエノスアイレス「ミサ・タンゴ」 2. タンゴ・グローリア ---------- タンゴといえば、バンドネオン。このパルメリの「ミサ・タンゴ」はバンドネオンとピアノ、弦楽オーケストラと四部合唱、独唱者のために書かれた、まさにタンゴそのものの曲調を持ったミサ曲です。もちろん歌詞は全てラテン語が用いられています。アルゼンチン生まれのパルメリは、ピアソラの影響を強く受けており、出生地の伝統音楽であるタンゴと、いわゆる「芸術音楽」との融合によって、新たなジャンルを開発したのです。1996年に初演された直後から人気を獲得し、作曲家自身による指揮での演奏も何回も行われていますが、今回はバンドネオン誕生の地であるドイツで演奏されたことでも注目が集まったコンサートのライヴ録音です。刺激的なリズム、サンクトゥスでの妖艶なピアノソロなど、聴き所たっぷりの「現代のミサ曲」となっています。
アンネカトリン・ラーブス(メゾ・ソプラノ)/ハイディ・マリア・タウベルト(ソプラノ)/クレメンス・ハイドリッヒ(バス・バリトン)//ザクセン声楽アンサンブル/クァルテート・ロッテルダム/ドレスデン・カペルゾリステン/マティアス・ユング(指揮)
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