モーツァルト:ミサ曲第8 番ハ長調「雀ミサ」 K.220 ブリギータ・カーヴァウツ(ソプラノ) イングリート・ホーファ(アルト) マンフレッド・エクウィルツ(テノール) ヴォルフガング・バンクル(バス) 教会ソナタ ハ長調K336 ミハエル・ガイリット(オルガン) ミサ・ブレヴィス(オルガン・ソロ) ハ長調K259 ブリギータ・カーヴァウツ(ソプラノ) ガブリエレ・ウーヘル(アルト) クリスチャン・バウアー(テノール) クルト・ショーバー(バス) ミサ曲第13 番変ロ長調「ロレート・ミサ」K275 ユディット・コペツキー(ソプラノ) エリザベス・ラング(アルト) クリスチャン・バウアー(テノール) ヴォルフガング・バンクル(バス)
[55:17] ---------- ウィーンに数多ある教会の中でも屈指の歴史を持つ教会のひとつ、聖アウグスティン教会は、ウィーンでも指折りの歴史ある教会のひとつ。マリア・テレジアやフランツ1世の結婚式も執り行われるなど、宮廷との縁深い観光名所としても知られています。この由緒正しき教会で音楽を一手に引き受けているのが、聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団。当盤は聖アウグスティーナ教会合唱団によるモーツァルトのミサ曲集。モーツァルトのミサ曲は20ほど存在し、そのほとんどはザルツブルクの大聖堂での典礼のために書かれました。 ミサ曲第8 番は伴奏ヴァイオリンの音形が雀のさえずりに似ているため、通称「雀ミサ」と呼ばれています。そして合唱付きのミサを演奏する時に、合間に演奏するのが教会ソナタ。モーツァルトは教会ソナタを17曲書いており、ここに収録されているK366 は最後に書いた教会ソナタ。演奏するのはウィーン出身で、聖アウグスティン教会のオルガニストを務めるミハエル・ガイリット。またベネディクトゥスにオルガンの独立したオブリガードが置かれたミサ・ブレヴィス ハ長調K259は、「オルガン・ソロ」ミサという名がついています。クリスマス用の世俗的なミサという位置付けがされていますが、華やかかつ美しい親しみやすい作品です。ミサ曲第13番は大司教の要望に合わせて書かれた最後の短いミサ(ミサ・ブレイヴィス)でありザルツブルク時代の最後の作品です。
アロイス・グラスナー(指揮)、聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団/St.Augustion ,Wien
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