[CD1] 1. シュッツ(1585-1672):十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア VII 2. 作者不詳:あたりは闇となり(リベル・ウズアリス) 3. シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア II 4. ペランダ(1625-1675):われらの主、イエス・キリストの受難は-序曲 5. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして2日後に復活祭 6. ベルンハルト(1628-1692):栄えあれ、わがイエスさま 7. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐イスカリオテのユダ、十二使徒の一人 8. ペランダ:おお、わが甘美なキリスト 9. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐彼らが賛美歌を歌っていたとき 10. シュッツ:小宗教コンチェルト集 第2部 SWV309「ああ、慈悲深いイエス」 11. シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア III 12. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐若者は彼の全てを残した 13. シュッツ:小宗教コンチェルト集 第2部 SWV307「あなたは何をしたのか」 14. シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア IV 15. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐そして何人かは彼を理解しはじめた 16. シュッツ:われを憐れみたまえ、おお主なる神よ SWV447 17. シュッツ:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 SWV478-シンフォニア V
[CD2] 1. ペランダ:われらの主、イエス・キリストの受難は‐祭司長たちは協議会を開く 2. シュッツ:聖歌集 Op.4‐わたしは心を揺さぶられたが砕けはしなかった/他全12曲
※録音:2015年1月8-10日.12-13日 ドイツ ドレスデン,聖ルカ教会 ---------- ドレスデンのヴォーカル・アンサンブル「カペラ・サジタリアーナ」と彼らを率いるシュスターが創り上げたコンセプトアルバム。17世紀後半のドレスデン宮廷で奏された受難曲を一つにまとめたもので、中心に置かれているのはマルコ・ジュゼッペ・ペランダのマルコ福音書による《イエス・キリストの受難》の物語。そして、それを補完するようにシュッツ、シャイン、ザイデルらの賛美歌、協奏曲などが散りばめられています。ペランダはイタリアで生まれた作曲家ですが、1650年代にはドレスデンの宮廷楽団にいたという記録があり、1672年にはシュッツの後を継ぎ、宮廷の第一楽長を務めていました。あのJ.S.バッハもペランダの作品を写譜するなど、彼の影響力はとても強かったようで、この受難曲も長い伝統に支えられた堅実な作風を持った充実の出来栄えとなっています。
ドレスデン・カペラ・サジタリアーナ/ノルベルト・シュスター(指揮)
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