カンタータ第68 番「げに神はかくまで世を愛して」 カンタータ第173 番「高く挙げられし血肉よ」 カンタータ第174 番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」 カンタータ第184番「待ちこがれし喜びの光」
※録音:2009年6月 [67:17] ---------- カナダを代表するバロック・アンサンブル、モントリオール・バロックによる、OVPP を採用したバッハのカンタータ・シリーズ第6弾。「聖霊降臨祭」はクリスマスや復活祭と並ぶキリスト教の重要な祝祭日。復活祭後50日目に聖霊が降臨したため「ペンテコステ」(50番目の意)とも呼ばれています。 第174番は必ずや誰もが冒頭のシンフォニアに惹きつけられるでしょう。この曲はブランデンブルク協奏曲第3番第1楽章からの転用で、弦楽のみの原曲はいじることなく、さらに管楽器をプラスした音楽です。しかも管と弦が違う動きを見せる、非常に入り組んだ書法。一度は聴いておきたい作品です。 第68番は無伴奏チェロ組曲を思わせるチェロ・パートが活躍する美しいアリアが印象的。第173番はリコーダーを伴い、メヌエットのリズムによる二重唱がのどか。第184番はフルートが牧歌的な雰囲気を盛り上げ、楽しく幸せなコラールと合唱で締めくくられます。
モニカ・マウフ(ソプラノ)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、パスカル・ベルタン(カウンターテナー)、ジャン=クロード・サラゴス・サラゴス(バス)、エリック・ミルンズ(指揮)、モントリオール・バロック
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