1. ゲレーロ(1528-99):天の女王、喜びませ 2-4. パレストリーナ(1525-94):教皇マルチェルスのミサ曲/汝はペテロなり/泉の水を求める鹿のように 5. ビクトリア(1548-1611):ミサ曲「おお、なんと栄えあることか」
※録音:2015年8月/聖セシリア大聖堂内教会(ネブラスカ州オハマ) [72:07] ---------- SACDハイブリッド盤。2006年に結成された男声4名のアンサンブル、ニューヨーク・ポリフォニー。当ディスクではルネサンス期の教会音楽を作曲したパレストリーナ、ビクトリア、ゲレーロの作品を取り上げました。 パレストリーナはルネサンス期の教会音楽の最後にして最大の作曲家で、いわゆるパレストリーナ様式といわれる線的対位法の極致を示す多くの無伴奏合奏曲を残しました。ミサ曲、モテットなどの作品を通じ、対抗宗教改革の時代におけるカトリック音楽の隆盛をもたらしました。スペインの作曲家ビクトリアはローマに出てパレストリーナに師事したとされ、ローマ楽派の様式にスペインの神秘主義を結びつけたルネサンス末期の教会音楽作曲家です。フランシスコ・ゲレーロは、宗教音楽、世俗音楽を残したルネサンス期に活躍したスペインの作曲家で、数多くのミサ曲、モテット、受難曲を残しております。豊かな響きと多様な表情が魅力のゲレーロの作品は宗教的静寂、喜びなどを見事に表現しております。ニューヨーク・ポリフォニーと実力派声楽家による美しき歌声がオハマの聖セシリア大聖堂に広がります。オーディオ・ファンにもおすすめのディスクです。
ニューヨーク・ポリフォニー(男声アンサンブル)[ジェフリー・ウィリアムズ(C-T)、スティーヴン・カルディコット・ウィルソン(Ten)、クリストファー・ディラン・ハーバート(Br)、クレイグ・フィリップス(Bs)] / ティム・ケラー(C-T)、アンドリュー・フックス(T)、ジョナサン・ウッディー(Bs-Br)
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