J.S.バッハ:マルコ受難曲BWV247
※録音:2015年4月1-4日、ベルリン [65:18] ---------- J.S. バッハは「マタイ受難曲」と「ヨハネ受難曲」の他にも3 曲の受難曲を作曲したと言われています。「マルコ受難曲」はその中の1 曲で、1731年ライプツィヒのトーマス教会で初演されましたが、楽譜は紛失しています。転用の記録などから、カンタータ第198番「候妃よ、一条の光を」などいくつかの作品や演奏譜を中心に使用して復元されてきましたが、福音史家が物語を語るレチタティーヴォの部分が失われているため、完全には復元できていません。この録音も残された資料を手がかりにして再現演奏を行っています。この録音で特に注目すべきは、福音史家を国際的に活躍するドイツの俳優ラース・アイディンガーが担当しています。演奏は2014年にヴィオール奏者でヒレ・パールの娘サラ・パール、チェンバロ奏者のマリア・ランゲ、チェロのマルティン・シーマン、オルガンのペーター・ユーリンによって設立された新しい古楽アンサンブル。新しい試みで聞き手の興味をひきつけます。
アンサンブル・ヴンダーカンマー、ペーター・ユーリン(指揮)、ラース・アイディンガー(ナレーター、福音史家)、ウルリケ・アイディンガー(ソプラノ)、ウーリヒ・ヴェラー(アルト)、サミル・ブアジャジャ(テノール)
|