ジェイムス・マクミラン(b.1959):ルカ受難曲
※録音:2014年3月15日(ライヴ録音) ---------- スコットランド出身の作曲家、マクミランによる受難曲第2弾は、ルカ受難曲。声楽をとりわけ得意としているマクミランの真骨頂が発揮された作品に仕上がっています。エヴァンゲリストの役割は4名の混声合唱。オーケストラの規模は、フルート、クラリネット各1本で、トロンボーンやチューバ、ティンパニを含む打楽器は含まれていません。その代わりに、オルガンが重要な役割を果たします。ヘンデルのオラトリオを彷彿とさせる器楽パートの割り振りとなっています。各部分の終わりに、オーケストラが沈思のためにとる長い休止が印象的です。
オランダ放送室内フィルハーモニック、オランダ放送合唱団、ナショナル・ユース合唱団、マルクス・シュテンツ(指揮)、ペーター・ディッケ(オルガン)
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