1. ヤコプス・ガルス(1550-1591):Pater noster-わが父よ 2. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):Vater unser-わが主よ 3. フランシス・プーランク(1899-1963):Salve Regina-元后あわれみの母 4. ジュゼッペ・ヴェルディ(183-1901):O Padre nostro-われらが父よ 5. ヴェルディ:Laudi alla Vergine Maria-聖母マリアへの讃歌 6. フランツ・リスト(1811-1886):Pater noster II-わが父よ II 7. アントン・ブルックナー(1824-1896):Ave Maria-アヴェ・マリア 8. アルフレッド・シュニトケ(1934-1998):Otche Nash-われらの父よ 9. エドヴァルト・グリーグ(1843-1907):Ave, maris stella-めでたし、海の星 10. ヴォルフラム・ヴァグナー(1962-):Pater noster-わが父よ 11. モーリス・デュリュフレ(1902-1986):Notre Pere-われらが父よ 12. グスタフ・ホルスト(1874-1934):Ave Maria-めでたし、マリア 13. ヘルヴィック・ライター(1941-):Vater unser-わが主よ 14. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):A Hymn to the Virgin-聖母讃歌 15. 民謡/伝承曲:Ybbstaler Vaterunser-われらが父よ
※録音:2014年5月29-31日 ザルツブルク 聖コンラッド教会 ---------- キリスト教は、神への祈りを捧げる時に唱える様々な定型文(祈祷文)を持っていますが、どの文が正統な祈祷文と認めるかは教派によって異なります(プロテスタントの一部では定型文すら持たない教派もあります)。その中で「主の祈り」だけは唯一、キリストが弟子たちに与えた祈祷文として、ほぼ全ての教派で唱えられているというものです。この普遍的な言葉は、様々な作曲家たちの手によって音楽になり、現代に歌い継がれています。このザルツブルク・バッハ合唱団の演奏は教会で収録されたものですが、歌の背後にしばしば柔らかい鳥の声が聞こえてきます。これをカットせず、「鳥の声は天の歌手の歌である」という理由で残したというのは、何ともステキなエピソードではありませんか!
ザルツブルク・バッハ合唱団/アロイス・グラスナー(指揮)
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