モテット集 〜 北フランス、カンブレーのマニュスクリプトA410からの音楽
※録音:2010年7月&8月、サン=イヴ(ブレーヌ、フランス) ---------- 中世、ルネサンスの音楽の演奏家、研究者であり、民族音楽学者としてもその名を知られるビョルン・シュメルツァーが、1999年にベルギーのアントワープで創設した多国籍の古楽精鋭集団グランドラヴォア。13世紀の教会建築家であり、建築のための図画、絵画、彫刻、装飾を集めるために当時のヨーロッパ各地を旅したヴィラール・ド・オヌクールをテーマとした「ヴィラール・ド・オヌクール三部作」の第2部は、フランス北部カンブレーで発見された写本からの「モテット集」。吟遊詩人の活躍の場、フランドル楽派、ブルゴーニュ楽派の大作曲家たちの活躍の場、されにはギョーム・デュファイの研鑽の地とも伝わるカンブレー大聖堂。ヴィラール・ド・オヌクールの生地からも程近い同地で発見され、現在はカンブレーの市立図書館に保管されている写本から解き放たれる作曲者不詳のモテットの数々。グランドラヴォアの驚異的な歌唱力、アンサンブルが、ヴィラール・ド・オヌクールの足跡、実り豊かなカンブレーの音楽の歴史を解き明かしてゆく。
グランドラヴォワ、ビョルン・シュメルツァー(指揮)/Graindelavoix, Schmelzer(dir)
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