1. THE SINGER’S ODE (2012) 2-11. THE CLOUD OF UNKNOWING (2013) 12-18. SONG OF THE SOUL (2011)
※録音:2013年6月 ---------- ロバート・カイア(1952年生まれ、アメリカ)は、12の交響曲、3つの室内交響曲、3つのヴァイオリン協奏曲、そして様々な形態の声楽アンサンブルのための作品を数多く書いています。非常に輝かしい作風の持ち主。 「THE SINGER’ S ODE」は無伴奏合唱作品。モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を思わせる穏やかな優しさと静けさに満ちていますが、ハーモニーは非常に凝っています。つづく2作品へのプレリュード的な役割も果たす小品。 「THE CLOUD OF UNKNOWING」は旧約聖書の詩篇や16世紀スペインのアヴィラの聖テレサがのこしたテキスト、そして14世紀に書かれた瞑想の入門書に付曲したもの。2部構成(各4曲から成る)で神と愛への賛歌の内容となっています。 「SONG OF THE SOUL」は、バッハに倣って対位法を用いて書かれたカンタータ。絶望から喜びへとむかう魂を描いた作品です。初演時にウォール・ストリート・ジャーナルによって「絶望から喜びへの道を活き活きとたどることができる、アメリカ音楽の力強くも新しい達成」と絶賛されました。
エステリ・ゴメス(ソプラノ)、デイヴィッド・ファーウィグ(バリトン)、ヴィクトリア・バッハ・フェスティヴァル・オーケストラ、クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)、コンスピラーレ
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