光のイコン* 埋葬式のイコス 子羊# 四旬節第五週木曜日のカノン(クリトの聖アンドレイの大カノン)§
※録音:1984年1月10日-11日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード/イギリス)/1982年1月4日-5日、チャーター・ハウス・チャペル(ゴダルマイニング/イギリス)§/CDGIM 005/CDGIM 002§からの新装移行再発売。 ---------- 前衛音楽の衰退と共に表舞台へと現れた21世紀の神秘主義者ジョン・タヴナー(1944-2013)。ルネサンス時代のプログラムが中心のタリス・スコラーズにとって現代のタヴナーは意外かもしれないが、Gime(ll ギメル)創立の初期にジョン・タヴナーを録音しており、長らく廃盤となっていた貴重な録音がついに復活。タリス・スコラーズは2013年の来日公演でもウィテカー、ペルトともにタヴナーの「子羊」を歌っており、現代の宗教音楽においてもその完璧なハーモニーが存分に発揮されている。 更にこの録音では、「子羊」はジョン・タヴナー本人による指揮、そしてボーナス・トラックとして、同じく廃盤となっている「ロシアン・ポリフォニー 〜 東方正教会聖歌集」に含まれていた、タヴナーの「四旬節第五週木曜日のカノン(クリトの聖アンドレイの大カノン)」を収録。20世紀後半に「癒し系」作曲家の第一人者として欧米で広汎な人気を得るきっかけとなったこの録音。2013年に惜しまれながらも亡くなったジョン・タヴナーの、偉大なる芸術を改めて認識させてくれるディスクとなるだろう。
タリス・スコラーズ、ピーター・フィリップス(指揮)、ジョン・タヴナー(指揮)、チリンギリアン弦楽四重奏団のメンバー、ジェレミー・ホワイト(バス)/The Tallis Scholars, Peter Phillips
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