1. 娘さん、私を愛してくれますか? /ジェイムズ・マクミラン - James MacMillan (1959-) 2. 恋する男と彼の彼女 /アレクサンダー・キャンプキン - Alexander Campkin (1984-) 3. 5つのイギリス民謡 - 第1番 黒い目の船乗り /レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ - Ralph Vaughan Williams (1872-1958) 4. 孤児院の少女 /ジュディス・ビンガム - Judith Bingham (1952-) 5. ヤーマス・フェアー /ピーター・ウォーロック - Peter Warlock (1894-1930) 6. オーヴァー・ザ・ムーン /ジョン・ダッガン - John Duggan (1963-) 7. 北方の歌 - 第14番 わが黒髪の乙女 /パーシー・グレインジャー - Percy Grainger (1882-1961) 8. 吹け、南風よ /ヒラリー・キャンベル - Hilary Campbell (1983-) 9. 12のウェールズ民謡 - 第4番 目覚めよ、目覚めよ /グスタフ・ホルスト - Gustav Holst (1874-1934) 10. アマング・ザ・リーヴズ・ソー・グリーン、オ /ジョン・バート - John Byrt 11. スカイ島 /スチュアート・マレイ・ターンブル - Stuart Murray Turnbull (1975-) 12. ごきげんよう /ポール・バーク - Paul Burke 13. オール・シングズ・アー・クワイト・サイレント /ケリー・アンドリュー - Kerry Andrew (1978-) 14. かしわととねりこの木 /エドワード・C・ベアストー - Edward C. Bairstow (1874-1946) 15. 水夫と若いナンシー /アーネスト・ジョン・モーラン - Ernest John Moeran (1894-1950)
※録音: 1-3 November 2012, St Philip's Church, Norbury, London, UK ---------- 普段は超絶難解な響きを愛するマクミランでさえ、ここではひたすら静謐なハーモニーを追求しているのには驚くばかり。それほどまでに「英国民謡」は人々の心を捉えているのでしょうか。15人の近現代作曲家たちによる各々の曲は、どれもが個性的でふくよかな表情を見せています。ヴォーン=ウィリアムズ、グレインジャー、ホルスト、ウォーロックと言った前世紀の作曲家たちの端正なハーモニーに比べ、現代に生きる作曲家たちの作品はモダンな音に彩られていますが、やはり根底に流れるのは民俗意識であり、脈々と受け継がれたイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの伝統でしょう。ここで豊かな合唱を披露している「プロッサム・ストリート」はヨーク大学の学生メンバーを主とする聖歌隊です。2003年に結成され、テレビやラジオなどで幅広く活躍、クリスマスや国の行事にはひっぱりだこになるほどの人気を誇っています。そんな彼らのクリスマス・ソング集(8.572868)もオススメします。
ブロッサム・ストリート
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