(1-6) 第100番「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100 (7-11) 第14番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14 (12-21) 第197番「神はわれらの確き望みなり」BWV197 (22-25) 「いと高き神に栄光あれ」BWV197a[ 断片]
※録音:2012年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル [75:40] ---------- SACDハイブリッド盤。バッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ集もいよいよ大詰めの第54集が登場です!今回は「ライプツィヒ時代1730〜1740年代のカンタータ」より、第100番「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100、第14番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14、第197番「神はわれらの確き望みなり」BWV197、そして、「いと高き神に栄光あれ」BWV197a[ 断片] が収録されております。バッハの音楽の円熟期であるライプツィヒ時代の名作をBCJの演奏でお楽しみいただけます。「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV100は三位一体後第15または第21主日用に作曲され初演は1734年頃、再演は1742年頃とされています。S. ローディがストのコラールによる3曲のカンタータ(他にBWV98、BWV99)中、最後の作品です。ティンパニとトランペットが活躍する非常に華やいだ冒頭、終曲をはさみ、美しいアリアまたは二重唱の中間諸曲で構成された全6曲の作品です。第14番「神もしこの時われらと共にいまさずば」BWV14は公現後第4主日用の全5曲で構成された作品で、初演は1735年とされています。ルターの同名コラールに基づくコラール・カンタータで現存するバッハの作品のうちでは、バッハが全楽章を新作した最後のカンタータと推定されています。言わばバッハのカンタータの中で、最も円熟して密度が高く、冒頭楽曲などにみられる驚嘆すべき技法の練達が示されています。第197番「神はわれらの確き望みなり」BWV197は1736/7年頃の作品。全2部、全10曲構成で、大規模な婚礼用のカンタータです。第6曲及び第8曲は、ピカンダーの台本によるクリスマス用カンタータ《いと高き神に栄光あれ》BWV197aからの転用が見られます。
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)、ダミアン・ギヨン(C-T)、ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)、鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
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