1. 感謝に満ちて NUN DANKET ALLE GOTT 2. ひとよ、汝が罪の O MENSCH, BEWEIN 3. 血しおしたたる HERZLICH TUT MICH VERLANGEN 4. 復活の主は CHRIST IST ERSTANDEN 5. 主はわが罪ゆえ CHRIST LAG IN TODESBANDEN 6. 来たれ聖霊、わが主 KOMM, HEILIGER GEIST, HERRE GOTT 7. あかつきの空の美しい星よ WIE SCHON LEUCHTET 8. いま来たりませ NUN KOMM, DER HEIDEN HEILAND 9. 「起きよ」と呼ぶ声 WACHET AUF 10. 踊れ、わが心 FROHLICH SOLL MEIN HERZ SPRINGEN 11. ほめたたえよ、力強き主を LOBE DEN HERREN 12. いと高き神に ALLEIN GOTT IN DER HOH SEI HER 13. 愛するイエス よLIEBSTER JESU 14. 世の罪除く CHRISTE, DU LAMM GOTTES 15. 幸いな人 WOHL DENEN 16. 深き悩みより AUS TIEFER NOT 17. 神はわが砦 EIN FESTE BURG 18. 愛する神にのみ WER NUR DEN LIEBEN GOTT 19. 主なるイエスは JESU, MEINE FREUDE 20. 今やこの世に O WELT, ICH MUSS DICH LASSEN
【歌詞は『讃美歌21』(日本基督教団讃美歌委員会編)編曲は、パッヘルベル、J.S.バッハ、シュッツ他、から現代の作曲家の作品より採用。】 [73:27] ---------- 16世紀、宗教改革の頃、プロテスタント教会において、一般会衆が参加して賛美歌を歌うことを目的に作られた""コラール""。このCD は、日本の多くの教会の礼拝で実際に使われている『讃美歌21』の歌詞で、アカペラ混声と、リコーダー伴奏4曲を含む20曲が収録されている。ドイツ・コラールは、合唱やオルガン、器楽作品として編曲され、また受難曲やカンタータとして和声付けした古今の作曲家たちの優れた編曲があり、普段、我々はその音楽で耳にしていることが多い。この録音では、原曲及びその編曲のハーモニーを節ごとに採用するなどして多様に味わえるように工夫されている。たとえば「今やこの世に(O WELT, ICH MUSS DICHLASSEN)」1555年頃(作者不詳)は別れの賛美歌として知られているが、曲はハインリッヒ・イザークの流れるような美しいリート「インスブルックよさようなら」が原曲、録音では1 節、2節で演奏。一方、3節はJ.S.バッハ「マタイ受難曲(BWV244/10)」の四声体で「十字架の主をかたく信じて、旅立ちゆこう..」と天にむかって高らかにうたわれる、深く胸に残る賛美歌である。また、「起きよ、と呼ぶ声」(フィリプ・ニコライ)はバッハのオルガン曲(BWV645)やカンタータで有名。この録音では学生達のやわらかい声が新鮮で、しっかりと賛美歌の内容をとらえながらも、のびのびとした印象。現代に生きる我々の平和への願いが託されている。また、賛美歌に馴染みない人にとっても、歌詞がこのように日本語ではっきりと示されることは、宗教音楽のメッセージに親しく近づくことのできる格好の1 枚になるだろう。
水野隆一(指揮) / 関西学院聖歌隊
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