ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45
※録音:2012年7月28日、29日/リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ(ライヴ・デジタル) ---------- 1945年生まれ、1968年より合唱指揮者として40年以上のキャリアを築いてきたロルフ・ベックが、手兵シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団を指揮して、ブラームスの「ドイツ・レクィエム」を演奏したアルバムが登場します。ヴィルヘルム・エーマンとヴォルフガング・ゲネンヴァインに師事し、フランクフルト・アン・マインの音楽大学ではヘルムート・リリングのクラスで指揮を学び、合唱指揮の最終課程を修めたのち、バンベルク交響合唱団の指揮者を20年以上に亘り務めたベックは、現在、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭アカデミー合唱団の創設者で芸術監督のポストにあり、バンベルク響、シンフォニア・ヴァルソヴィアにもデビューを果たし、近年オーケストラ指揮者としての活躍にも目覚ましいものがあります。ベックはまた、ギュンター・ヴァント時代、ハンブルクNDR響のインテンダントとして巨匠の信頼も厚かったことで熱心な日本のファンのあいだでもその名を知られていました。 このたび登場する「ドイツ・レクィエム」は、2012年のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのコンサートの模様をライヴ収録したもので、ベックとシュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団はやはり、2010年の音楽祭期間中にライヴ収録されたフォーレのレクィエムほかを収めたアルバム(98.628)でも、美しいハーモニーを基調としたすぐれた内容を聴かせていたので、ここでの演奏にもおおいに期待が高まるところです。1984年にスイスのさまざまな音楽院の卒業生により結成されたバーゼル室内管(総勢54名)は、これまでにアントニーニとのベートーヴェン・シリーズをはじめ、ホグウッドやグッドウィンらとのレコーディングを通じておおきな話題を提供してきたことで知られており、フレッシュでみずみずしさが持ち味のアンサンブルと、大家ベックとの顔合わせもたのしみなところといえるでしょう。ソリストについて。バイエルン州のフォイヒトヴァンゲンに生まれたクリスティアーネ・カルクは、2006年のザルツブルク音楽祭にデビューして以降、オペラ、コンサート、リートと多方面の活躍で、急速に注目を集めているドイツのソプラノ。幼少期にレーゲンスブルク大聖堂少年合唱団で基礎を積んだトーマス・E.バウアーは、シャイー、ハイティンク、アーノンクール、ヤーコプス、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、インマゼール、ベルニウス、クリードらとの共演機会も多数で、巨匠たちの信頼も厚いドイツのバリトン。なお、ブックレットにはドイツ語歌詞のみが掲載されています。
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ) トーマス・E.バウアー(バリトン) シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団(リューベック) ロルフ・ベック(指揮) バーゼル室内管弦楽団
|