スッペ:レクィエム ニ短調
※録音:2012年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)バイエルン放送との共同制作 ---------- 「軽騎兵」「詩人と農夫」「ウィーンの朝・昼・晩」「スペードの女王」など、ウィーンで最初に成功したオペレッタの作曲家として名高いスッペは、交響曲や演奏会序曲、歌曲も遺すなか、宗教曲には格別の関心を示して、最晩年にはもっぱらこのジャンルのみを手掛けていたり、そもそも13 歳の時に書いた「ダルマツィアのミサ曲」は高く評価され続け、改訂後に出版されたりもしています。「宗教音楽家」スッペの顔を象徴する傑作がこの「レクィエム」であり、録音点数も少なくありませんが、ここであらたに名乗りをあげるシャラー率いるフィルハーモニー・フェスティヴァは、キャラガン校訂版のブルックナー・シリーズで衝撃を与えたコンビだけに期待も高まるところです。このたび共に取り組むミュンヘン・フィル合唱団は110年の歴史を誇る名門で、2009年に同じシャラー指揮によるゴルトマルクの「メルリン」演奏会形式の上演(PH09044)でもすぐれた演奏内容を聴かせていました。ラテン語歌唱、ブックレットにはラテン語・ドイツ語・英語歌詞併記。
マリー・ファイトヴァー(ソプラノ) フランツィスカ・ゴットヴァルト(コントラルト) トミスラフ・ムジェク(テノール) アルベルト・ペーゼンドルファー(バス) ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団 アンドレアス・ヘルマン(合唱指揮) ゲルト・シャラー(指揮)フィルハーモニー・フェスティヴァ
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