1. [カンティクル(冒頭)]ミゼレーレ(レスポンソリア1611) 2. [救済の祈り]ヴィルゴ・ ベネディクタ/オー・オリエンス/オー・ベアタ・マーテル/ヴェルバ・メア/ヴェニ・ クレアトール・スピリトゥス/アヴェ・サンクティッシマ/ サナ・メ・ドミネ 3. [絶望と嘆き]ディシェディテ・ア・メ・オムネス/オー・アニマ・サンクティッシマ/アルデンス・エスト・コル・メウム 4. [平和と希望]ダ・パーチェム・ドミネ/ネ・デレリンクアス・メ/フランシスカス・ヒュミリス・エト・パウパー/ガウデアムス・オムネス 5. [賛美と感謝]アドラムス・テ・クリステ/オー・サクルム・コンヴィヴィウム/アド・テ・レヴァヴィ/アスンプタ・エスト・ マリア/ヴェニ・スポンサ・クリスティ/イルミナ・ノス 6. [カンティクル(終結)]ベネディクトゥス(レスポンソリア1611) ---------- 2013年に没後400年を迎えるルネサンスの作曲家カルロ・ジェズアルド。ジェズアルドの生涯は1度目の結婚のスキャンダラスな事件の印象が強いですが、フェッラーラのエステ家のレオノーラと再婚した2度目の結婚は彼の音楽性に大きな影響を与えています。エステ家には様々な芸術家が出入りし、華やかな宮廷文化に触れることとなります。ジェズアルドは亡くなる前の10年間に3つのモテット集を出版しています。1603年に出版された第1 巻は5 声のためのモテット集、同じく1603年に出版された第2巻は6、7声のモテット集、そしてジェズアルドの代表作「聖週間のレスポンソリウム」は1611年に発表されています。ここに収録されている第2巻の一部分は不幸にも失われてしまっており、これまで演奏されることはありませんでした。ジェームズ・ウッド氏は3年間にわたり熱心に研究を続け、ヴォーカルコンソート・ベルリンによって今回世界初録音することができました。ジェズアルドの作曲技法は大胆な対位法や半音階を駆使し、かなり高度なものでした。第2巻もジェズアルド独自の音楽手法がふんだんに盛り込まれ、繊細さと熱情が入り混じった魅力的な作品です。
1. Miserere (Responsoria 1611) 2. Virgo Benedicta 3. O Oriens 4. O Beata Mater 5. Verba Mea 6. Veni Creator Spiritus 7. Ave Sanctissima Maria 8. Sana Me Domine 9. Discedite a Me Omnes 10. O Anima Sanctissima 11. Ardens Est Cor Meum 12. Da Pacem Domine 13. Ne Derelinquas Me 14. Franciscus Humilis Et Pauper 15. Gaudeamus Omnes 16. Adoramus Te Christe 17. O Sacrum Convivium 18. Ad Te Levavi 19. Assumpta Est Maria 20. Veni Sponsa Christi 21. Illumina Nos 22. Benedictus (Responsoria 1611)
ヴォーカルコンソート・ベルリン / ジェームズ・ウッド(指)
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