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50908012 男声合唱とピアノのための 「新しい歌〔改訂版〕」 楽譜 男声合唱とピアノのための 「新しい歌〔改訂版〕」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,870円

1 「新しい歌」(G.ロルカ,長谷川四郎 詩)(3’40”)

2 「うたを うたう とき」(まど・みちお 詩)(2’40”)

3 「きみ歌えよ」(谷川俊太郎 詩)(3’30”)

4 「鎮魂歌へのリクエスト」(L.ヒューズ,木島 始 詩)(3’30”)

5 「一詩人の最後の歌」(H.アンデルセン,山室 静 詩)(5’50”)
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東京六大学合唱連盟定期演奏会にて初演され、好評を博した作品。

詩は「うた」をテーマとし、各曲のスタイルは様々だが、旋律主体にシンプルに作曲されており、作曲者の着眼点の鋭さにもまた驚かされます。混声版が先に出版されましたが、オリジナルはこの男声版です。
初版から8年、多くの人々に愛演されてきましたが、14刷刊行に際し作曲者がテンポや強弱を全曲に渡って見直しました。
全5曲。
グレード:中級
演奏時間=約 20分

信長貴富
51103011 男声合唱とピアノのための「Fragments -特攻隊戦死者の手記による-」 楽譜 男声合唱とピアノのための「Fragments -特攻隊戦死者の手記による-」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

Fragments -特攻隊戦死者の手記による-
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特攻隊戦死者の手記をテキストとした衝撃作。オリジナルはテノールのための歌曲。
死を覚悟した若者の心の叫びを綴った文章、軍令の引用、「君が代」の断片などが、それぞれ屹立するように、特攻隊員の個人史というミクロな視点と、国家による死の強制というマクロな視点を炙り出す。「Fragments」とは「断片、かけら」の意。その名のとおり、曲中のセクションごとのテキストに連続性はなく、それぞれが屹立するように存在し、互いの存在を際立たせている。
グレード:中〜上級
演奏時間=13〜14分

信長貴富
51501016 男声合唱とピアノのための「わが詩友」 楽譜 男声合唱とピアノのための「わが詩友」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,980円

1. 砂の砦 (三好達治作詩) (5'00"")
2. 詩人の友 (丸山 薫作詩) (3'10"")
3. 浅春偶語 (三好達治作詩) (5'10"")
4. 新しい時代に (丸山 薫作詩) (4'20"")
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三好達治と二十余年の詩友丸山薫二人の詩による男声合唱作品。タイトルは「友よ」と呼びかける詩句で始まる3曲目「浅春偶語」の冒頭の文中に有る{詩友}より採られた。
グレード:中級
演奏時間=約17分40秒

<まえがき>
 三好達治(1900〜1964)の「浅春偶語(せんしゅんぐうご)」に作曲してみたいという思いが以前からあり、この詩を用いることを最初に決めました。「友よ」と呼びかける詩句と委嘱団体である小田原男声合唱団の人間模様が重なり合うように感じられたからです。「浅春偶語」の冒頭にはつぎのような文が添えられています。

    ──『物象詩集』の著者丸山薫君はわが二十余
    年来の詩友なり、この日新著を贈られてこ
    れを繙くに感慨はたもだす能はず、乃ち──

 丸山薫(1899〜1974)と三好達治は旧制第三高等学校(現・京都大学)以来の“詩友”であり、三好が詩作を始めたのは丸山の影響があったからと言われています。三好は『詩壇十年記』の中で「私はこのやうな級友をもつて、はじめて私の身辺に詩人の存在、詩というものの魅力を見つけ出したのである。」と述べています。
 両者は互いの存在を認め合いつつも、詩風については必ずしも主張が一致していたわけではなく、特に後半生には一定の距離を保っていました。批判的精神の中で相互に自立した世界を持ち合う芸術家同士であれば、二人の距離はむしろ当然の隔たりであったとも言えるでしょう。
 このような二人の詩人の心の交流を背景に置き、歌をうたう(詩を書く)ことの苦悩や、歌に託する希望を、合唱曲集として構成したものが《わが詩友》です。
 作曲にあたっては、近代詩のもつある種の「折り目正しさ」のようなものを表現したく、日本語の置き方(おもにリズム法)への配慮や、古典的な和声を中心とした音選びなどを意識の中心に据えました。(信長貴富)

信長貴富
51005007 男声合唱とピアノのための「赤い鳥小鳥」〜北原白秋童謡詩集〜 楽譜 男声合唱とピアノのための「赤い鳥小鳥」〜北原白秋童謡詩集〜
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

第1章「小さないのち」〜揺籠のうた〜栗鼠栗鼠小栗鼠〜兎の電報〜
 たあんき、ぽうんき〜ちんちん千鳥〜赤い鳥小鳥(9'30"")
第2章「子供の村」〜すかんぼの咲くころ〜アメフリ〜かえろかえろと〜砂山(8'00"")
第3章 「いつか来た道」〜この道〜揺籠のうた(5'50"") 
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小田原地区合唱連盟の創立40周年を記念して委嘱された編曲集。小田原で詩作を続けた北原白秋の童謡詩を3つのブロックに分け、それぞれをメドレーで歌うようにアレンジされている。部分取り出したり自由に組み合わせることも可能である。全曲の初演は小田原男声合唱団の定期演奏会で行われた。
グレード:中級
演奏時間=約24分

信長貴富
51601012 男声合唱とピアノのための「帆を上げよ、高く」 楽譜 男声合唱とピアノのための「帆を上げよ、高く」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

2,200円

1 翼よ、お前の空を翔ろ (4'15"")
2 春愁のサーカス (6'45"")
3 帆を上げよ、高く (8'00"")
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同志社大学をイメージして書かれたという詩人の三つの詩の内容に合致する音楽を目指すとともに、各曲のスタイルに明確な性格を持たせることを目指して作曲された。
「翼よ、お前の空を翔ろ」は空を翔る鳥の動感や速力を感じさせる曲、「春愁のサーカス」はスケルツォ風な曲の後に壮大なコラール続いている。「帆を上げよ、高く」は古典的な手法による終曲に仕上がっている。
グレード:中〜上級
演奏時間=約19分

<まえがき>
この曲集は、同志社グリークラブの110周年という節目の演奏会のために詩・曲ともに書き下ろされたものです。みなづきみのり氏の三つの詩を得て、必然性を感じながら作曲に取り組めたことは大変心強いことでした。作曲にあたっては、詩の内容に合致する音楽を目指すことはもちろん、各曲のスタイルに明確な性格を持たせることを考えました。
 「1. 翼よ、お前の空を翔ろ」では、空を翔る鳥の動感や速力を感じさせる楽想を試みました。合唱パート、ピアノパートそれぞれに無窮的な十六分音符の運動が見られます。詩の内容をメロディにのせて伝えるという発想からは距離を置いており、詩の原文と作曲上のテキスト配置はかなり異なっています。
 「2. 春愁のサーカス」では、詩に登場するピエロの所作や、サーカスという舞台設定の雰囲気を表すためにスケルツォ風の楽想を主軸に置いています。一方、心情を歌い上げる壮大なコラールも配されており、めまぐるしく場面転換する様子も曲を特徴付けています。
 「3. 帆を上げよ、高く」ではパルランド的な独唱による短い序奏のあと、B durによるのびやかな旋律が展開していきます。途中、現代旋法による「荒波」が挿入されたのち、出航の決意が再びB durで力強く歌われます。古典的なイディオムに重きが置かれている楽章です。(信長貴富)

「 これは、数々の音楽人を輩出してきた「同志社グリークラブ」の110周年記念定期演奏会において信長貴富先生に曲にしていただくことを想定して書き下ろしたもの(詩)です。
 大学時代とは、知性と感性と体力が充実した個人が真剣にぶつかり合える時代であり、ここで「何に出会うか」ということによって人生を覆う価値観や世界観が形成されてくるのではないでしょうか。大学合唱団の魅力は潜在的にそのような爆発的とも言える強いエネルギーを抱えていることです。
 テキストでは「自由」という言葉の強度に対峙して自らを鼓舞する翼のイメージ、音楽と人生の奥底から沸き出る苦悩と憧憬の表出、そして旅立とうとする全ての人への励ましのメッセージを込めてみました。私の稚拙な言葉は信長先生の手によって新たに崇高な生命を与えられ、私たちにたくさんの気づきを与えてくれているようにも思います。「音楽」が喜びや希望を持った力であること、「仲間」が生きている目的を支え、伝えたいという意志を生み出す力であること・・・、そしてさらに、私たちの「未熟さ、稚拙さ、無謀さ」が「いつかはこうなりたい」という夢を育む力であることへの気づきです。
 この曲が多くの「若い気持ちを持った男声合唱団」に熱く高らかに歌ってもらえることを願います。
p.s.
「春愁のサーカス」は、すでに20年以上も前に突然の別れとなった師匠への気持ちと私自身の若い日々を何度も書き直しながら言葉にしました。実は、この曲の初演の日、幼い頃に会ったことのある師匠の御孫さんが、まったく思いもかけない偶然から客席に足を運んでおられ、涙ながらに私に会いに来られたのでした。出会いと別れと再会・・・寂しくも月光のような弧高の美意識と、心の武装を解除し手を取り合う喜びとの繰り返しが世界であり、私たちの人生なのでしょうか。(みなづきみのり)

信長貴富
52411007 男声合唱とピアノのための組曲 「音楽家の友への五つの詩」 楽譜 男声合唱とピアノのための組曲 「音楽家の友への五つの詩」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

2,200円

��. 楽団のない若い指揮者に音をひとつあげる (3’50”)
��. ピアニストの死 (3’30”)
��. 人形へのセレナーデ (4’30”)
��. ギター弾きへの告別 (3’00”)
��. ながいながい曲の終りにただ一度立ち上がってシンバルを叩いた人に幸あれ (5’00”)
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2024年8月、男声合唱団「甍」による委嘱初演(指揮:清水昭)。
プロレタリア詩人・黒田喜夫(1926-1984)による明るい色調を持つ言葉の中に、シリアスな社会の闇が映された五つの詩(1950年代)。
同じ主題が5曲のなかで言葉を伴っていたり、言葉の渦に呑み込まれたりしながら繰り返し現れる。音楽は終曲に向けて壮大なスケールで描かれていく劇的な組曲である。
グレード:中級
演奏時間:20分
編成:P男4

信長貴富
51403013 男声合唱曲「こころよ うたえ」 楽譜 男声合唱曲「こころよ うたえ」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

990円

1 こころよ うたえ(3'10"")
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好評の混声合唱「こころよ うたえ」の男声合唱版。もともと福島県の4つの高校のために2011年に作曲されたもので、男声合唱版は2013年に初演された。11連からなる原詩の、最終連のみをテキストとしている。歌うという行為に駆り立てられる衝動のような心の動きが、「だから心よ」という言葉に凝縮されている。無伴奏。男声4部合唱。

信長貴富
51111016 男声合唱曲「ラグビイ」 楽譜 男声合唱曲「ラグビイ」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,870円

ラグビイ(8’00”)
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お江戸コラリアーず委嘱により2007年8月「第6回 信長貴富作品展」にて初演。その後、全日本合唱コンクールにて同団により再演。映画のワンシーンをつなぎあわせたような詩を、多声部による綾と時には奇怪なモチーフの反復によって音楽的に表現。聴き手の意識に高揚感や郷愁をもたらそうとしている。シンバルは時を刻むように奏でられる。編成は男声四群(群の構成はテノール+バリトン+バス)、パーカッション(シンバル)。ローマナイズ、英訳付き。
グレード:中〜上級
演奏時間=約8分

信長貴富
51704023 男声合唱曲「言葉は」 楽譜 男声合唱曲「言葉は」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

660円

1. 言葉は(4’20”)
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オリジナルの混声版は長野県合唱連盟の第50回を記念した合唱祭のために2012年に作曲された。そして男声版は2014年の第51回長野県合唱祭でゲスト参加のお江戸コラリアーずと地元の男声合唱団の合同演奏で初演。2017年の4月に長野と東京の合唱団の合同演奏会のために女声版が新たに作られて初演された。
言葉によって人は様々な感情を表す。歌=言葉であるなら、歌は人間には不可欠な物である。人間への讃歌として愛唱曲として広く歌われる作品である。ピアノ伴奏でも無伴奏でも歌うことができる。
グレード:中級
演奏時間:約4分20秒

<まえがき>
この曲は長野県合唱連盟の委嘱により混声合唱曲として作曲、2012年第50回記念長野県合唱祭にて初演されたのが最初です。男声版は合唱団お江戸コラリアーずの委嘱により2014年に長野県合唱祭のゲスト演奏という形で初演、さらに女声版が女声コーラスしなの(長野県)の委嘱により2017年に完成、混・男・女の3編成が出揃うことになりました。振り返ればすべて長野県からの発信となり、長野県合唱連盟の皆さまはじめ、それぞれの初演でお世話になった皆さまに心から感謝申し上げます。このたび3編成同時にピース出版の日を迎えることができ、全国に広がって行くきっかけを得られて嬉しく思っています。
言葉によって考え、行動し、言葉によって絶望したり励まされたり・・・人間という存在は言葉によって作られている、もしくは言葉は人間そのものであると言えるでしょう。歌は言葉である、と私は思っていますので、歌も人間の存在の象徴であり、なくてはならないものだと思います。言葉への、人間への讃歌であり、歌をうたい続けることへの決意をも込めて作曲したのが、この曲です。
 なお、混声版と男声版はピアノのない場所でも演奏できるように作曲されています。(ただしピアノ付きの方が演奏効果は高いでしょう。)打ち上げ会場など様々な場面で愛唱される曲になればと願っています。(信長貴富)

信長貴富
51505006 男声合唱曲「夕焼け」 楽譜 男声合唱曲「夕焼け」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,100円

1 夕焼け (4'20"")
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 女声合唱の「空の名前」に収録されている「夕焼け」の男声合唱版。2007年の混声版に続くものである。
 夕焼け空のようにゆったりと拡がる歌声に、ピアノから聞こえてくる懐かしい旋律が郷愁を生み、私たちに暖かい風景を与えてくれると共に、戦火を経験した詩人の平和への祈りをも心に刻みつける。
グレード:中級
演奏時間=約4分20秒

<まえがき>
 この曲はもともと女声合唱曲集《空の名前》全5曲の終曲にあたるものだったが、2008年に混声版が作られ、ピースとして広く歌われるようになった。
 混声版編曲の実現には、委嘱団体である合唱団京都エコーの指揮者・浅井敬壹先生が抱き続けていらっしゃる平和への強い祈念が根底にあった。合唱するという行為は、その祈念を共有することができる喜びそのものであると同時に、今もなお祈念し続けなければならない現実への絶望を超えてゆく意志の表明でもある。
 さて、このたび新たに男声版が出来上がった。初演は早稲大学高等学院グリークラブの若者たちだった。「祈念し続けなければならない現実」は、依然として重くのしかかる。そのやりきれなさの中で、世代超えて歌を共有することができて嬉しかった。(信長貴富)

信長貴富
52204013 男声合唱組曲 「わきめもふらず。ジグザグに。」 楽譜 男声合唱組曲 「わきめもふらず。ジグザグに。」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,870円

1. わきめもふらず。ジグザグに。   (4'00"")
2. 夜の機関車           (2'40"")
3. マカハンニャハラミッダ     (4'30"")
4. 日常茶飯的           (5'30"")
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2021年12月、小田原男声合唱団(指揮:辻秀幸)による委嘱初演。詩は及川均『焼酎詩集』より。粋で歯切れ良い言葉と口ずさみたくなる旋律が心揺さぶる作品となっている。終曲では、全体のキーワードにもなっている「夜明け」と「杯」を高らかに歌い上げて幕を閉じる。divisionも少なく、難易度も高くないため、男声合唱の新たなレパートリーとして取り上げやすい作品である。全曲ピアノ伴奏付き。
グレード:初?中級
演奏時間:約17分

信長貴富
51607006 二群の男声合唱とピアノのための「虹の木」 楽譜 二群の男声合唱とピアノのための「虹の木」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

1. 虹の木 (11'20"")
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2012年なにわコラリアーズの委嘱により初演された約11分20秒の単一楽章の合唱曲。
テキストは詩集「詩の樹の下で」に収録されている。
どこかファンタジックで空の始まりを色々な生物の視線で描きあげるテキストに、空の広さを表すような雄大で、時には繊細な音楽が絡み合って展開する。合唱は二群であるが、ユニゾンも多用されるなど、導入部とその再現部を覗き、比較的分かりやすいスタイルとなっている。
グレード:中〜上級
演奏時間:約11分20秒

<まえがき>
「虹の木」は2011年末に出版された長田弘さんの詩集『詩の樹の下で』(みすず書房)に収録されている詩です。『樹』を主題とする長田さんの詩集は上記のほかに『人はかつて樹だった』(みすず書房)があり、この詩人の木への親しみの深さを思い知ることができます。長田さんにとって木は「原初の記憶」を思い出させるものであり、「樹や林、森や山のかさなる風景に囲まれて育った幼少期の記憶」が『詩の樹の下で』のモチーフとなったと述べられています。(カギ括弧内は上記2つの詩集あとがきからの引用。以下同様。)
 『詩の樹の下で』の帯紙に「FUKUSHIMA REQUIEM」とあります。この詩集が東日本大震災のあとに出版され、福島県出身である長田さんが「復興」の「祈りにくわわれることばを伝えられるものとなっていれば」という願いを込めてまとめたものだからです。収録されている詩は2006年から2011年のあいだに発表されたものであり、「虹の木」の初出は2010年、つまり震災前に書かれたものですから、この詩を震災とダイレクトに結びつけて読むことはできないでしょう。しかし、「虹の木」の心象には長田さんの幼少期の記憶──福島の深い森、山の稜線、移りゆく空の色──が原風景として映っていることは想像に難くありません。祈りにくわわれることば。祈りにくわわれる場所としての音楽。その場所に少しでも近づきたいというのが、本作の目標でした。
 曲は導入部とその再現部を除き、調性を主体とした平易なスタイルを採っています。その根拠として詩の簡明さがあるのは言うまでもありませんが、作曲当時の私の個人的な心境が背景にあったとも言えるかも知れません。作曲に取り掛からなければならない時期に私の父が亡くなり、多忙と疲労の中にあった私の耳が今聞きたい音楽を求めたのではないか。振り返るとそのように思えます。「虹の木」は、人が帰っていき再び出会える場所に立っているような気もしているのです。(信長貴富)

信長貴富
51612007 無伴奏男声合唱のための「Credo」 楽譜 無伴奏男声合唱のための「Credo」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,650円

1. Credo(6'10"")
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お江戸コラリアーずの委嘱作品。2016年11月に開催される全日本合唱コンクール全国大会でも自由曲として歌われる注目の作品。キリスト教の典礼文である「Credo」をテキストとして使用してはいるが、その扱いはどちらかというと神を称えるものではなく、逆の意味合いをも持たせて、現代社会への強い警鐘を込めた作品。 曲は唐突に絶叫から始まり、言葉は無機的に刻まれて反復、単に消費される。やがてその意味合いが音楽とともに変わってくる。立体的な音像を使いつつも、宗教的テキストを用いたオーソドックスな手法もみられる。
グレード:上級
演奏時間:約6分10秒

<まえがき>
 極論すれば、近代世界史はキリスト教的価値観による世界支配と非キリスト教社会との軋轢の軌跡と言い換えられる。さらに、現代は欧米中心主義の相対化、価値の多様化による共同体意識の崩壊の潮流にあると言えるだろう。グローバリズムとナショナリズムの対立もこの流れの中にある。日本はキリスト教的支配の圏外にあったにもかかわらず明治以降は欧米文化を急速に吸収し、先進国家の例に漏れず、今、コミュニティ崩壊の途上にある。宗教的共通意識の希薄な日本では、共同体の崩壊は他の先進諸国よりも急激に進んでいるように見える。その「拠り所のなさ」が、逆に一方向の極端な思考に民衆を駆り立てやすい要因になっていると分析する識者もいて、昨今のポピュリズムを見る限りそれを否定する要素を見つけることができない。
 拠り所のなさ、漠然とした生きづらさの中にあって、なぜ人は歌うのか、何に向かって歌うのか、という問いの根幹に迫りたいというのが本作の創作動機である。
 作曲直後には「異教徒による“Credo”考」というタイトルに一旦は決め、初演に向けての宣伝媒体にはそのように載っていた。しかし「異教徒」という言い方が、もともと宗教一般を信じていない私にはしっくり来ないし、「キリスト教vs他の何らかの宗教」という構図を想起させるのも創作意図から外れると考え、初演メンバーとのディスカッションを経た上で、現タイトルに変更した。
 ちなみに「異教徒」という語は石原吉郎(1915〜77)の詩「悪意 〜異教徒の祈りより〜」から採ったものだった。シベリア抑留体験を持つ石原は、入隊以前から熱心なキリスト教徒であり、日本に帰還した後も信仰を維持し続けた。一方、帰還後に発表した詩の中で「主よ あなたは悪意をお持ちです」と神を糾弾している。シベリアの地で人間の尊厳を粉砕された体験を持つ詩人が、それでも神は私に信ぜよと仰せになるのか、と苦悶しているのである。今回の作曲では、“Credo”の語の背景に「信じられない」という倒錯の意を込めたかったので、石原吉郎の詩の一部に想を得ることは悪くない符合であると思えたのであるが、前述の理由から改題することにした。
 私自身はもともと神を信じていないが、それでも、人間の善なる力を「信じて」いるし、今日より明日がよりよい日になることを「祈って」いる。これも広義の「信仰」であると言えなくもない。音楽も、未来を信じる行為であると言えるだろう。その意味で、本作はキリスト教への批判や宗教一般の否定をしようとするものではない。
 曲は唐突に絶叫から開始する。言葉は無機的に刻まれ、執拗に反復され、あたかも液晶画面上を無感情かつ暴力的に流れる字幕のように「消費」される。現代社会の中で形骸化する言葉の暴走。矛盾。錯乱。しかし拠り所を求める声たちは歌(ただし非西洋的な)を指向し、やがて“Credo”の響きに意味の変容の兆しが現れるが、持続することなく無機的な音の波に打ち消されていく。
 モチーフとしては、いくつかの旋法による上昇音型と、その蓄積から成るクラスター、旋法から抽出された和音といったシンプルな要素ばかりである。異なるテクスチュアを持つそれらが交錯することで、現代の心象を多層的に表現しようとしたものである。音選びのシステム自体は保守的なものであり、宗教的テキストを用いたオーソドックスな合唱曲の範疇に入る作品ではないかと思っている。(信長貴富)

信長貴富
50812008 無伴奏男声合唱のための小組曲 「見よ、かの蒼空に」 [受注生産] 楽譜 無伴奏男声合唱のための小組曲 「見よ、かの蒼空に」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,320円

1.煙 1'30""
2.石 2'15""
3.飴売 2'00""
4.少年 2'40""
5.終曲 2'25""
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2007年に盛岡の男声合唱団コールMの委嘱により作曲された小組曲。啄木の短歌や詩を題材としたお洒落な小品集で、上品さを失わない端正な音楽である。音域も考えられており、ア・カペラとしてはシンプル取り組みやすい作品である。どちらかというと詩の内面を表現する難しさがあるかもしれない。
グレード:中級
演奏時間:約11分

※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。

信長貴富
51301007 無伴奏男声合唱曲「木」 [受注生産] 楽譜 無伴奏男声合唱曲「木」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,100円

1 木(5'20"")
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既刊の混声合唱組曲「いまぼくに」終曲の男声合唱版。女声合唱版はすでに出版されており、アンコール等で演奏されている。男声合唱のハーモニーによって奏でられる音楽は聴き手に深い感動を与えることだろう。
グレード:中級
演奏時間=約5分20秒 

※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。

信長貴富
51205012 無伴奏男声合唱曲集 「じゆびれえしよん」 楽譜 無伴奏男声合唱曲集 「じゆびれえしよん」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

1 雪 景(2’20”)
2 貧賎抄(1’40”)
3 春(2’30”)
4 光明頌栄(2’50”)
5 独 唱(1’40”)
6 りんごよ(2’20”)
7 じゆびれえしよん(3’10”)
----------
信州大学グリークラブ委嘱作品。初演は2012年1月(指揮=伊東恵司)。
「いつかア・カペラを書くなら山村暮鳥を」とストックしてあったテキストに付曲。暮鳥の詩は、響きが像に変換され意味が遅れてやってくるという在り方で、その点が音楽の認知の仕方に似ているという。音のカタチを映像的に見せていく曲からメロディを歌い上げる曲まで、スタイルに幅のある曲集となった。全7曲。
グレード:中級
演奏時間=約16分30秒

信長貴富
50712011 男声合唱のための「宮崎駿アニメ映画音楽集 第2集」 [受注生産] 楽譜 男声合唱のための「宮崎駿アニメ映画音楽集 第2集」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫3冊)

1,540円

好評の「混声合唱のための 宮崎駿アニメ映画音楽集」に収録されているメドレー「さんぽ〜いつも何度でも〜めぐる季節〜やさしさに包まれたなら〜さんぽ(finale)」を男声合唱版に編曲したもの。混声同様歌う側の状況により1曲ずつ取り出して演奏することが可能。既刊と併せればジブリワールドを満喫出来ることまちがいなし。
グレード:中級
----------
※現在ODPで承っている「男声合唱のための 宮崎駿アニメ映画音楽集」の表紙につきまして、新刊の「第2集」発行後にこれに併せたデザインに変更を致します。

※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。

信長貴富:編曲
50508015 男声合唱のための「宮崎駿アニメ映画音楽集」 [受注生産] 楽譜 男声合唱のための「宮崎駿アニメ映画音楽集」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫2冊)

1,540円

もののけ姫
君をのせて
となりのトトロ
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既刊で好評の「混声合唱のための 宮崎駿アニメ映画音楽集」から前半のメドレー「もののけ姫〜君をのせて〜となりのトトロ」を抜粋し男声合唱版としたもの。混声同様歌い手の都合によりメドレーの1曲ずつを取り出して演奏することが可能。
難易度:中級
演奏時間:約10分30秒

※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。

信長貴富:編曲
50908013 無伴奏男声合唱による「コルシカ島の2つの歌」 [受注生産] 楽譜 無伴奏男声合唱による「コルシカ島の2つの歌」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,210円

1 Diu vi Salvi Regina (2'30"")
2 O Barbara furtuna (4'〜5')
----------
コルシカ島は地中海に浮かぶ島。そのコルシカ島の代表的で今も歌われている2曲を無伴奏の男声合唱に再編したもの。
Diu vi Salvi Regina(神があなたを守り給いますように)はコルシカ独立の際に国家に制定された曲(現在はフランス領)。コルシカ人のアイデンティティの表徴の歌である。Barbara furtunaは民衆歌で、各地で歌詞は異なるが歌い継がれている曲である。日本民謡の「こぶし」の様な歌唱法を用い、原曲のイメージを強く残した編曲になっている。
グレード:中〜上級
演奏時間:6分30秒〜7分30秒

※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。

信長貴富:編曲
50401008 無伴奏男声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」 楽譜 無伴奏男声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,870円

花
箱根八里
故郷
赤とんぼ
この道
村の鍛冶屋(書き下ろし)
ペチカ(書き下ろし)
鉾をおさめて(書き下ろし)
砂山(書き下ろし)
みかんの花咲く丘(書き下ろし)
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好評のノスタルジアの男声版。すでに受注生産の形で発表されている5曲に加えて、新たに5曲を書き下ろし全10曲として出版するもの。「花」「箱根八里」「故郷」「赤とんぼ」など。

信長貴富:編曲
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