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カテゴリー |
名称/ID |
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価格(税込み) |
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51504005
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楽譜
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男声合唱のためのヒットメドレー「LOVE」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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「ゴンドラの唄」(松井須磨子) 「東京ブギウギ」(笠置シヅ子) 「恋のバカンス」(ザ・ピーナッツ) 「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子) 「夜明けのスキャット」(由紀さおり) 「喝采」(ちあきなおみ) 「どうにもとまらない」(山本リンダ) 「愛燦燦」(美空ひばり/小椋佳) ---------- 三沢治美氏編曲による男声合唱のためのメドレー集。テーマは「愛」「恋」。しっとりした恋の歌や情熱的な愛の歌を満載。やや年齢層の高い世代が 楽しめることに的をしぼり、グレードは易しめにして、選曲も大正時代の流行歌を筆頭に、昭和のヒット曲を中心にまとめました。演奏を聞きに来てくださった方も、きっと楽しめることでしょう。今まで同様、ステージでの限られた時間に合わせて、分割出来るように工夫されています(「ゴンドラの唄」〜「瀬戸の花嫁」=約6分、「夜明けのスキャット」〜「愛燦燦」=約7分)。全8曲。「HANA」「COLORS」「SORA」は一部無伴奏がありましたが、「LOVE」は全曲ピアノ伴奏付き。 グレード:初級 演奏時間=約13分
<まえがき> 「HANA」「COLORS」「SORA」に続く、第4弾。 今回のテーマは「LOVE」です。 儚い恋、永遠の愛、燃えるような恋、悲しい恋、大きな人間愛… 「恋」とは「愛」とは、なんとたくさんの感情を伴う言葉なのでしょう。 もっとも身近で、シンプルかつ、永遠に答えの出ない複雑なテーマのような。 「時代・世代を越えて愛される名曲」として選曲してきたこのメドレーシリーズ。 今回は、主に 1960〜1970年代前半に絞って8曲を選曲してみました。詩もメロディも美しく、情景を伴いドラマティックな名曲ばかりで、皆さんも一度は耳にしている曲かと思います。 アレンジに際しては、今までのシリーズよりも難しいリズムはなるべく避け、音域にも配慮し、より歌いやすいメドレーになるように書きました。フ レーズによっては「全パートで歌っても、Tenor 2 & Baritoneで歌ってもかまいません。」などの注釈を記載し、大編成はもちろん、少人数の合唱団でも無理なく演奏できるようにしました。前半・後半でも分けて使えますので、演奏の場も広がると嬉しく思います。 親しみのある曲を通して、合唱という歌声の素晴らしさが、多くの方の心へ届くことを願いつつ、このメドレーが演奏されることを楽しみにしています。(三沢治美)
三沢治美:編曲
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51302016
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楽譜
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男声合唱のためのヒットメドレー「SORA」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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「朧月夜」(文部省唱歌) 「夜空ノムコウ」(SMAP) 「TOKIO」(沢田研二) 「君といつまでも」(加山雄三) 「東京キッド」(美空ひばり) 「浪漫飛行」(米米CLUB) 「春よ、来い」(松任谷由実) 「涙そうそう」(夏川りみ) ---------- 大好評の「HANA」「COLORS」に続く三沢治美氏編曲による男声合唱のためのメドレー集。「空」に関する名曲の数々を歌いやすく編曲。またステージでの限られた時間に合わせて、分割出来るように工夫されている(「朧月夜」〜「君といつまでも」=約6分10秒、「東京キッド」〜「涙そうそう」=約6分30秒)。全8曲。 グレード:中級 演奏時間=約12分40秒
三沢治美:編曲
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51609008
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楽譜
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男声合唱のためのヒットメドレー「YUME」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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故郷(文部省唱歌) 夢で逢えたら(大瀧詠一) 虹と雪のバラード(トワ・エ・モア) いつでも夢を(橋幸夫&吉永小百合) 三百六十五歩のマーチ(水前寺清子) 夢で逢いましょう(坂本スミ子) 青春時代(森田公一とトップギャラン) 見上げてごらん夜の星を(坂本九) ---------- 三沢治美編曲による男声合唱のためのメドレー集。テーマは「夢」。夢にまつわるムードある曲や定番曲、どの世代にも知られている曲などを収録。やや年齢層の高い世代が楽しめることに的をしぼり、グレードは易しめで、音域も無理がないように考慮されている。既刊のメドレー同様、ステージでの限られた時間に合わせて、分割出来るようになっている(「故郷」〜「いつでも夢を」=約6分30秒、「三百六十五歩のマーチ」〜「見上げてごらん夜の星を」=約8分)。全8曲。全曲ピアノ伴奏付き。 グレード:初級 演奏時間:約14分30秒
<まえがき> 「時代・世代を越えて愛される名曲」として選曲してきたこのメドレーシリーズも、今回で5作品目となりました。今回のテーマは「YUME- 夢-」です。 “夢”というと、眠りの中でみる「夢」もあり、また「未来に描く希望」としての夢もあります。まさに私たちを素敵な世界へ誘ってくれるファンタジーとロマンを感じさせるキーワードです。今回の選曲にあたり、選びきれないほどのたくさんの名曲と出会い、その中から8曲をメドレーとして紡いでみまし た。 「HANA」「COLORS」「SORA」の3部作では、あえて幅広い層の曲を集め、POPS のリズムも多く盛り込みながらアレンジしましたが、第4作品目の「LOVE」から今回の「YUME」においては、主に1960〜1970 年代の曲を選び、難しいリズムは避け、少人数でも対応可能な、より歌いやすいメドレーになるように書きました。 また全作品同様、前半・後半でも分けて使えるようにし、リピートや solo or soli なども、合唱団の人数や演奏の場、演奏時間などによって選択も可能に、かつ幅広く対応できるように工夫をほどこしました。[青春時代]では、一部、音の選択肢を設定しました。終曲の [見上げてごらん夜の星を]のリピートにつきましても、省略が出来るように註釈をつけました。 混声版・女声版に続き、男声版を出すこととなりました。皆さまの歌声が、たくさんの方々へ夢と希望を届けていくことを楽しみに、このメドレーが演奏されますことを心より願っております。(三沢治美)
三沢治美:編曲
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50000591
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楽譜
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バリトン独唱、男声合唱及びオーケストラのための「レクイエム」 [受注生産]
[カワイ出版]
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(在庫4冊)
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前奏曲 : P男4,B,オケ,オルガン : 1'50"" 第一楽章 : P男4,B,オケ,オルガン : 7'00"" 第二楽章 : P男4,B,オケ,オルガン : 6'10"" 第三楽章 : P男4,B,オケ,オルガン : 7'30"" 第四楽章 : P男4,B,オケ,オルガン : 5'40"" 第五楽章 : P男4,B,オケ,オルガン : 6'20"" ---------- 男声合唱の伝説的名曲「三木レク」が約30年ぶりに復刻。この曲を知らずして、合唱を語ることはできない程の名曲。混声版のピアノ譜を使えばピアノ一台での伴奏も可能。 グレード:上級 演奏時間:約35分
※こちらの商品は受注生産品ですが、在庫分は通常発送可能です。
三木稔
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52302007
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楽譜
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無伴奏男声合唱組曲 「世界でいちばん孤独な歌」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. だいせんじがけだらなよさ (3’20"") 2. みじかい別れのスケッチ (2’40"") 3. 初恋の人が忘れられなかったら (4’30"") 4. 見えない花のソネット (3’10"") 5. さすらいの途上だったら (2’40"") ---------- 2022年5月、なにわコラリアーズ(指揮=伊東恵司)による委嘱初演作品。組曲タイトルは2曲目の一節から採られたもの。 寺山修司特有のニヒルな語り口と合うように描かれた曲想が男声合唱団の心を捉えている。全体構成も大変きれいに立ち上がるが、各曲の性格もはっきりしているため抜粋演奏でも十分に効果のある作品である。 グレード:中級 演奏時間:約16分30秒 <まえがき> この作品は、なにわコラリアーズさんからの委嘱で第27回演奏会のために作曲いたしました。演奏会はコロナ禍のため延期となり、翌年、2022年の第28回演奏会で初演していただきました。 詩は男声合唱を作曲するにあたって心に浮かんだ寺山修司さんの詩で、数ある詩の中から5編の詩を選びました。そのいくつかは『人生処方詩集』に収められていて、そのタイトル通り悩んだ時や困った時に読むと何らかの効能があるということです。人生にはつきものの別れや孤独をどう乗り越えるのか、寺山修司さんの詩を読むと、その秘訣や受け入れ方、はたまた楽しみ方などが分かるような気がします。 1. だいせんじがけだらなよさ 寂しい時のおまじないの言葉。はじめの部分は軽快に、「魔よけ」などの言葉は怪しげに、寂しいところは切なさを。とてもユニークな詩ですので、表情豊かに歌っていただけたら嬉しいです。87小節から、逆行したおまじないのモチーフがバリトンパートによってヴォカリーズで歌われます。 おまじないの言葉の答えは終曲に。 2. みじかい別れのスケッチ 寂しいながらも、こんな風に孤独を楽しむことができたら…と思う一編。 曲も遊んでいますので、楽しんで歌っていただけたら幸いです。 3. 初恋の人が忘れられなかったら 遠い昔を思い出すような色合いの曲調で始まります。冒頭の「pon」と歌うところは、マリンバのような音をイメージしています。随所に登場する「ドーミーレー」といった上行して下行するモチーフは「もういいかい」を表しています。 4. 見えない花のソネット 心にそっと寄り添ってくれるような優しい詩。男声合唱ならではの温かいハーモニーで伸びやかに歌っていただけたら嬉しいです。 5. さすらいの途上だったら 組曲の最後を締めくくる詩として選びました。寺山修司さんが学生時代に出会い、処世訓としてきたという名言が詩の中に書かれています。荒々しい波の音が聞こえる一連、異世界の雰囲気も漂わせるかのような二連、哀愁を帯びながらも孤独と共に旅をする覚悟を持った三連、それぞれの場面を想像しながら作曲いたしました。 最後に、作品を書く機会をくださり、素晴らしい初演をしてくださった伊東恵司先生となにわコラリアーズの皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。(山下祐加)
山下祐加
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51401016
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楽譜
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男声合唱とピアノのための「風と浪三唱」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 心象 I(3'10"") 2 盲目の秋(5'00"") 3 心象 II(3'35"") ---------- 中原中也の詩集「山羊の歌」に収められている三編の詩に付曲された作品。〈盲目の秋〉はI からIIII まであるが、I のみに付曲され、〈心象〉の I とII の間においた。中也の詩に関して、作曲者は何度も作曲を試みたそうだが、発表に至ったのはこれが最初とのこと。東日本大震災の後、作曲者の心にある深い思いがこの曲にも反映され、祈りの音楽となっている。 グレード:中級 演奏時間=約11分45秒
寺嶋陸也
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51003007
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楽譜
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男声合唱のための「オホーツク・スケッチ」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 舟漕音頭(3'50"") 2 網起し(1)(2'15"") 3 網起し(2)(3'00"") 4 ソーラン節〜いやさか音頭(5'15"") ---------- 北海道には鰊漁に伴なう作業唄が各地に伝わっているが、この作品は、紋別に伝わる鰊漁唄をほぼそのまま用いて、漁場へ行くときの「舟漕音頭」、漁場に着いて網を上げる「網起し音頭」、網からタモで魚を汲み上げる「沖揚げ音頭(ソーラン節)」、網に産み付けられた卵を落とす「子叩き音頭(いやさか音頭)」の4曲から構成した合唱組曲として作曲された。男声の響きが海の世界に誘う。2009年の樹の会演奏会のために作曲された。 グレード:中〜上級 演奏時間=約14分20秒
寺嶋陸也
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51005009
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楽譜
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男声合唱とピアノのための「ふじの山」〜明治・大正の唱歌編曲集〜
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 春の小川(3'00"") 2 鯉のぼり(2'00"") 3 ふじの山(2'20"") 4 荒城の月(3'10"") 5 夕焼小焼(2'00"") 6 冬の夜(2'45"") 7 故 郷(2'30"") 8 村の鍛冶屋(2'12"") ---------- 既刊の混声合唱の「ふるさと」と同じコンセプトで、明治から大正にかけての唱歌を男声合唱に編曲したもの。収録曲は「荒城の月」「夕焼小焼」「冬の夜」「故郷」「村の鍛冶屋」が混声「ふるさと」と同じで、「春の小川」「鯉のぼり」「ふじの山」が新たに加わる。シンプルな中に原曲のイメージをそのまま生かしたアレンジになっている。 グレード:初〜中級 演奏時間=約20分
寺嶋陸也:編曲
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52112007
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楽譜
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定番!! 昭和あたりのヒットソング 男声合唱ピース 「大都会」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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大都会 (5’00”) ---------- 1979年11月21日にクリスタルキングがリリースしたシングル。デビューシングルながらミリオンセラーを記録した。タイトルの「大都会」は作詞者の話では東京や大阪ではなく博多を歌った曲である。また、当時放送されていた刑事ドラマ『大都会』からもヒントを得たという。コーヒー、ビール、車などのCMだけでなく、テレビの番組内でも使用され耳にすることが多い。動きよりもハモることに重点を置いた編曲である。 グレード:初〜中級 演奏時間:約5分
<まえがき> 1979年にクリスタルキングにより発表され、大ヒットを記録した曲です。 今でもサビの「ああ」から始まる部分は、誰もが耳にされたことがあるメロディーではないでしょうか。 この印象的なサビは、よく見ると、実は冒頭で出たきり、ラストまでは出てこない...という少し変わった構成となっています。 頭サビ以降はAメロ、Bメロ、そしてピアノソロの細かな盛り上がりを使ってじわじわとテンションをあげ、最後の大サビで一気にクライマックスを迎えるようなイメージで取り組んでみて頂ければと思います。 合唱団そして指揮者も伴奏者も全員が一丸となり、ドラマチックにカッコ良く歌い上げてください。(汐見美玖)
汐見美玖:編曲
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52009015
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楽譜
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合唱祭はこの一冊で! 「合唱でラジオ体操!」 男声合唱
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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ラジオ体操の歌 ラジオ体操第一 ラジオ体操第二 ---------- 全国で開かれる地域の合唱祭。その合唱祭でのプログラミングに焦点を当てて、様々なテーマのメドレーをお届けするシリーズの第5弾。 外出自粛で鈍った身体をラジオ体操で鍛えなおそう! と言うことで、合唱団のみんなで楽しく歌って、さらに体操もと言う一石二鳥の合唱曲。「ラジオ体操の歌」と「第一」と「第二」の二つのラジオ体操を男声合唱にアレンジ。もちろん合唱祭で歌うもよし、練習の最初に体操してもよし、心と身体を一緒に元気にしませんか! グレード:中級 演奏時間:約6分30秒 <まえがき> 何か面白い企画をということで、今回もカワイ出版の早川由章さんと共に、ラジオ体操をもとにした企画を一緒に練り上げ、『合唱でラジオ体操』が出来上がりました。 「ラジオ体操」と聞くと、自分が小学生だった頃の夏休みに、スタンプを全部集めるとお菓子がもらえるカードを首からぶら下げ、家族で公園に出かけて近所の人たちと混じって「ラジカセ」の周りで体操をしていたことを思い出します。 この作品の特徴は、何と言っても「ラジオ体操の歌」「ラジオ体操第一」「ラジオ体操第二」の3曲が揃っていることです。ラジオ体操の歌は既にダウンロード販売されていますが、原曲とは一味違うハーモニーでお楽しみいただけるようにアレンジし直してあります。 「第一」と「第二」については、合わせての演奏時間が合計6 分30 秒程度ですので、合唱団の練習前のウォーミングアップはもちろん、合唱祭でのステージにもぴったりです。また、ピアノパートは原曲をそのまま掲載しているのも嬉しいところ。「ラジオ体操の歌」はア・カペラでも演奏できるように書かれていますので、野外などピアノの無いところでも歌うことができます。また、テキストはあくまで一例ですので、「チャンチャカ?」といったヴォカリーズで歌うなどのアレンジして楽しむこともできます! 同内容の混声版も同時出版しましたので、こちらもよろしくお願いします! 何かと運動不足になりがちなこの世の中。皆で歌うもよし、体操しながらでもよし!? 使い方いろいろ、持っていて損はない1冊ではないでしょうか!(首藤健太郎)
首藤健太郎:編曲
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51411008
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楽譜
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男声合唱とピアノのための「この星の上で」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 はる (2'20"") 2 地球の客 (4'00"") 3 おべんとうの歌 (6'50"") 4 ほほえみ (3'45"") 5 今年 (6'10"") 6 はる〔無伴奏〕 (2'50"") ---------- 2006年出版の女声版、2007年出版の混声版に続き、いよいよ男声版を出版。2013年12月、明治大学グリークラブにより委嘱初演。終曲 「今年」は、2011年5月、東京六大学合唱連盟により委嘱初演。地球上に住む我々人間とは一体何かという疑問を様々な視点から問い、その人間へ 願い、祈りの歌であり、一生を精一杯生きている、生きようとしている我々への讃歌でもある。全5曲に加え、アンコール曲としても使える無伴奏の 「はる」が付いている。 グレード:中〜上級 演奏時間=約26分
<まえがき> いままで、たくさんの作品を出版していただきました。 そして、そのたびに、この《巻頭言》というか、《序文》を書いてきました。 今回、この作品について、なにか語らなければいけない、そう思えば思うほど、私は言葉を失います。 この曲に対しての、私からのコメントは、何もありません。ただただ、谷川さんの詩の世界に感動し、寄り添いながら、作曲させていただいた、とだけ、申し上げます。 ですから(これは、近頃の私の作品に共通することなのですが)、すべての曲は、谷川さんの作品の一字一句たりとも省略、訂正しておりません。私なりの、詩に対する敬意です。 《はる》は、この曲の冒頭に、ピアノ伴奏付きの曲として演奏されますが、この本の最後に同じ曲の無伴奏の版を載録しました。プログラムには組み込まず、《今年》を最終曲として演奏し、アンコールピースとして演奏していただく方法が、スマートではなかろうか、と思っています。 この曲は組曲ですが、一曲、あるいは数曲を抜粋して演奏していただいても構いません。 〔男声版上梓にあたって〕 この男声合唱版は、明治大学グリークラブの皆さんが委嘱して下さり、2013年12月6日、私の指揮により初演されて生まれたものです。 初演のステージでは、彼等らしい、優しく伸びやかな歌声で感動的に演奏してくださいました。 また、2015年1月17日、横浜国立大学グリークラブの皆さんが再演して下さることになったのをきっかけに、こうして出版の運びとなりました。(松下耕)
松下耕
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52106016
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楽譜
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男声合唱とピアノのための「主は私の羊飼い」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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主は私の羊飼い (6’40"") ---------- 「女声合唱とピアノのための 三つの詩編」の終曲を男声合唱にした作品。 有名な詩編23による(日本語詩)。複雑な音を使わず、純粋に美しい音色の中に祈りの心が湧いてくる、そんな作品である。ピアノ伴奏付き。 グレード:中級 演奏時間:約6分40秒 <まえがき> これまでに、多くの作曲家が音楽にした、詩編23編がこの曲のテキストである。もともと女声合唱曲として発表、その2年あまり後に、この男声版を発表することになった。 女声版を書くにあたり、当初はラテン語に作曲するつもりであったが、家内のすすめもあって、日本語の詩に曲をつけることにした。難業になることを覚悟して臨んだ仕事だったが、作曲を始めてみると、神のお導きにより、大変スムーズに、そして喜びの中で書き終えることができたことを、今懐かしく思い出している。 美しく、優しく、そして力強い言葉の数々は、私たちにいつでも生きる勇気を与えてくださる。この曲をお歌いになる皆様に、神の愛が豊かに注がれますように。(松下 耕)
松下耕
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51702012
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楽譜
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男声合唱とピアノのための「罰と罪」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 第一楽章(7’00"") 2. 第二楽章(8’45”) 3. 第三楽章(5’20”) ---------- 2015年、ヴォーチェス・ヴェリタスの委嘱により作曲。 テキストは詩集『宙宇』からとれれている。 詩人特有の逆説によって死者と生者を取り巻く宙宇が提示され、時には苦痛の叫びのようにも聞こえる「声」が谺する。「無」と「有」、「罰」と「罪」そして「愛」が対比され、人は(神までもが)罰と罪を受け入れて生きて行くことを高らかに歌う。全3楽章。 グレード:中〜上級 演奏時間:約21分30秒
贖 罪(男声合唱とピアノのための『罰と罪』に寄せて)
1945年3月10日に襲った東京大空襲。詩人宗左近は火を避け、母と共に逃げ惑っていた。二人は手をつなぎ、必死に逃げたが、燃えさかる火の中で、母は転び、その手が離れてしまう。宗はそこで母を置き去りにしてしまう。 この凄まじい体験は、宗に言葉を与えることになる。詩人宗左近は贖罪の言葉を書き続けることになる。 戦争は、彼の母の生命を奪った。また、彼の多くの友人を還らぬものとした。しかし彼自身は生き残った。生き残ってくれたことで、私たち戦後の人間は夥しい数の宗作品に触れることが出来、多くの感動を味わい、戦争と平和について深く、誠実に考えを巡らすことが出来る。彼を生かしてくださった神に感謝である。しかし、彼自身は、自分だけが生き残った事に咎を感じ、自分こそが罪であり、生きてゆくことそのものが罰であるとし、贖罪のために生きてゆく決心をしたのだ。なんと悲しく、切ない事実であろうか。 壮絶な詩人の人生が凝縮したような長編組詩『組曲 罰と罪』(注:『組曲』の表記は原題に含まれている)は、思潮社刊の詩集『宙宇』の中に収められている。この組詩の中から抜粋し、この曲のテキストとさせていただいた。 曲は、詩人の表現している『感性の弁証法』とも言える二面性、多面性、高次元的空間の表出のために、黄金分割理論に基づくα和音を用い、構築されている。MajorとMinorの二面性が同居するこの和音は、このテキストを音化するのに適していると思うからだ。 またこの曲は三つの楽章から成り立っているが、曲としては詩の原題にあるような『組曲』ではない。初演の際には原題に従って『組曲 罰と罪』としたが、出版にあたり、解釈の混乱を避けるため『組曲』の表記は削除した。 このテキストの中に現れる鮮烈な言葉のひとつに『わたしの卑怯』がある。私は、この言葉の中に宗左近の高潔さを見いだすが、『卑怯』は私自身に内在するものでもある。この曲を書く、ということ、つまり卑怯である私を音化することは、ある意味清々しい作業であった。この曲は、私の贖罪のしるしでもある。(松下 耕)
松下耕
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51603016
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楽譜
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男声合唱とピアノのための組曲「静かな雨の夜に」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 夢 (2'40"") 2. かつてもっていた (4'10"") 3. 十八歳(4'40"") 4. 天の断片(5'40"") 5. 静かな雨の夜に(3'30"") ---------- 2014年8月、お江戸コラリアーず委嘱初演。 詩人の比較的若い時に書かれたテキストから5篇選ばれている。 1999年に女声合唱、2005年に混声合唱が書かれているが、今回漸く男声版の登場となった。誰でも通過する青春時代の様々な思いが描かれている。 グレード:中級 演奏時間:約20分40秒
<まえがき> この組曲は、1999年3月に女声版が発表され、続いて2005年10月に混声版が初演された。女声版の発表から実に15年経った2014年8月、合唱団お江戸コラリアーずにより、遂に男声版が発表されるに至った。 指揮者の山脇卓也君が、私に男声版を委嘱してくれたとき、彼は「この曲、好きなんですよ」と言ってくれた。月並みな言葉かもしれないが、彼の言葉には屈託がなく、気遣いも感じられなかった。満面の笑みで「この曲、好きなんですよ」と言ってくれたこと、10年以上前に発表した曲を、大事に思ってくれていることが、私は心底嬉しかった。 男声版に編曲しながら、私は三たび、この素晴らしい詩句と向き合うこととなった。何もかもが幸せだった15年前に、これらの音をこの言葉に置いた、という、自分自身に多少の驚きを感じながら、時の流れを噛みしめる作業は、ある意味残酷で、しかしだからこそ甘美な時間であった。 私は、「やっとたどり着いた男声合唱形態」という思いを、この曲には持っている。詩人と、作曲者の持つ情感を、余すところなく表現できるのは、二人の作者と同じジェンダーの表現者ではないか、と思うからだ。(松下 耕)
松下耕
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50001536
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楽譜
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男声合唱のためのコンポジション「日本の民謡 第3集」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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刈干切唄 津軽じょんがら節 ---------- 著者のライフワークである、日本の音素材を合唱として残していく「日本の民謡」シリーズの第3弾。今回は男声合唱のために作られたものである。男声合唱の美しさを表現した「刈干切唄」と男声合唱ならではのダイナミックな仕上がりの「津軽じょんがら節」の対比が演奏効果を高めている。全2曲。 難易度:中〜上級
松下耕
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51804014
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楽譜
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男声合唱のためのコンポジション「日本の民謡 第4集」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 艪漕唄(京都府民謡) (6’20”) 2. 稗搗節(宮崎県民謡) (4’30”) 3. 彌三郎節(青森県民謡) (3’10”) ---------- 日本の音素材の動態保存として、作曲者がライフワークとしている「日本の民謡」シリーズ。2003年に書かれた本曲集は第3集に続いての男声合唱である。 「艪漕唄(京都府民謡)」は男声的な力強さを前面に、「稗搗節(宮崎県民謡)」は美しい旋律を艶やかに、「彌三郎節(青森県民謡)」はジャズ風のアレンジに仕上げている。 グレード:中級 演奏時間:約14分 <まえがき> この曲集は、私のライフワークと言っても良いシリーズ『日本の民謡』の第4集にあたる。男声合唱団のために、2003年に書いたものである。15年の時を経て、こうして出版されることを、大変に嬉しく思っている。 以下、各曲を簡潔に解説させていただく。 【艪漕唄】 京都府の民謡。日本海に面した北部丹後地方の民謡である。歌詞の中には、風光明媚なこの地方の地名や風景が描かれている。私のアレンジは、前半が幻想的な表情、それに対し後半は、艪漕ぎの技を勇壮な風情に仕上げた。精悍な男唄を、力強く歌い上げていただきたい。 【稗搗節】 艪漕唄とは打って変わって、女性的とも言える美しい旋律を持った、宮崎県の民謡。曲は終始、この美しい旋律を多種の和音で装飾し、つややかな曲に仕上がっている。 和音が豊かに鳴るように各音が配置されているので、旋律のあでやかさとともに、リッチな音空間を演出していただけたら幸いである。男声合唱ならではの楽しみ、倍音を思う存分響かせていただきたい。 【彌三郎節】 この民謡はとても興味深い。何故なら、題材が『姑の嫁いびり』であるからである。これだけ書くと、その内容は暗く、陰湿な感じも受けるが、最初にこの曲を聞いた私には、その旋律のカラッとした感覚もあり、暗い感じは全く受けなかった。むしろ、日常を笑い飛ばしてしまうような強さと明るさを感じたのである。 私は、この民謡を、ジャズ風にアレンジしてみた。日本民謡のアレンジの新しい形ではないかと思うので、コミカルに、楽しく演奏していただければと思う。(松下 耕)
松下耕
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51511020
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楽譜
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男声合唱ピース「ほらね、」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 ほらね、(4'30"") ---------- 「歌おうNIPPON」プロジェクトのために混声版と女声版が書かれたが、その後明治大学グリークラブから男声版の依頼を受けて完成した。 とても明確なメロディと弾きやすい伴奏。たくさんの人達に歌ってほしいという作曲者の願いが込められている。 グレード:初〜中級 演奏時間=約4分30秒 <まえがき> 東日本大震災の復興を願って作曲したこの曲ですが、これまでに、多くの合唱団に演奏していただき、人と人が歌により結ばれ、希望の輪が広がってきました。 そしてこの度、明治大学グリークラブの委嘱により男声合唱版が出来ました。これにより、混声3部、混声4部、女声、男声と、様々な形態で演奏していただけることとなりました。明治大学グリークラブの皆様には、心から感謝申し上げます。 被災地の皆さんへのエールとしてはもちろんのこと、悲しみや苦しみで心が押しつぶされそうな人たちに向けて、この曲がこれからも末長く歌われるとしたら、作曲家として望外の喜びであります。(松下 耕)
松下耕
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52009006
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楽譜
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男声合唱曲「出発」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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出発 (4’15”) ---------- 「女声合唱とピアノのための 薔薇、見知らぬ国」の終曲「出発」の男声合唱版。 旧ユーゴスラビアの崩壊の悲劇を現地で体験した詩人による、重い内容の作品であるが、この「出発」はコラール風の鎮魂歌であると同時に、未来への一筋の希望が込められた美しい曲である。 グレード:初〜中級 演奏時間:約4分15秒 <まえがき> この曲はもともと、女声合唱とピアノのための「薔薇、見知らぬ国」の最終曲として作曲したものだが、その後、この男声版が、さらに混声版も生まれることになった。 この男声版は、私が指揮をする大学生の合唱団Voces Veritas 第5回演奏会のアンコールのために書いたもので、その年、2015年にはかなり大きな規模の新曲「罰と罪」の初演も行なっており、私にとって忘れられないコンサートとなっている。 この文章を書いているのは2020年7月。世界は、新型コロナウィルスの感染拡大の行方について、見当が全くつかない不安な日々を過ごしているが、こんな時だからこそ、「その後の新しい価値観、ものの見方、考え方」をじっくりと模索することが必要だと思っている。まさに「向こう岸の音を聞け」だ。 この、辛抱が続く時期が、私たちの「罰と罪」を思う時間となり、新しい時代、新しい生き方への「出発」への序章となるか。それは、私たち自身の智慧の度合いに委ねられていると思わざるを得ない今日この頃である。(松下 耕)
松下耕
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51005010
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楽譜
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男声合唱曲集「そのひとがうたうとき」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 私たちの星(2'20"") 2 愛(5'00"") 3 そのひとがうたうとき(6'30"") 4 信じる(4'50"") ---------- 谷川俊太郎の詩に付曲した「そのひとがうたうとき」「私たちの星」「あい」「信じる」の男声合唱版の出版。「私たちの星」「信じる」は大阪の「メンネルコール好っきゃねん」の委嘱による。「そのひとがうたうとき」「信じる」は混声・女声でも幅広く歌われているので、本曲集も広く男声合唱の新しいレパートリーになると思われる。 グレード:中級
松下耕
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50908044
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楽譜
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男声合唱組曲 「秋の瞳」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 貫ぬく 光(2’40”) 2 秋のかなしみ(2’10”) 3 空が凝視てゐる(1’30”) 4 はらへたまつてゆく かなしみ(2’50”) 5 雲(3’45”) 6 葉(1’50”) 7 うつくしいもの(3’20”) ---------- 池田規久雄氏の委嘱により2008年に男声合唱団「フロイデ」にて初演された。 無伴奏で日本の男声合唱のもつ希有な美しさとダイナミックさを、余すところなく歌いあげる組曲である。感情移入しやすい作品として男声合唱団の新しいレパートリーになる作品となった。なお、初演時の楽譜を見直し、出版に際し改訂をし、曲順も変更になった。 グレード:中級 演奏時間=約18分。
松下耕
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