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価格(税込み) |
50902007
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楽譜
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女声合唱組曲「飯豊山」〜我が心のアルカディア〜
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 大地の賦(3'10"") 2 とーびんと(3'00"") 3 湖に捧げるレクイエム(4'20"") 4 我が心のアルカディア(4'10"") 5 飯豊山(3'00"") ---------- 山形県・飯豊町の町制50周年を記念して飯豊町の委嘱により制作された組曲。2008年9月に作曲者自身の指揮で初演、同様の内容の混声合唱版も同時に初演された。飯豊町は飯豊連峰の麓、日本で最も美しい農村風景にも選ばれた風光明媚な町。毎年7月には「めざみの里カンタート」を開き、町を挙げて合唱を応援している。その町を多方面から描き出したテキストである。 グレード:初〜中級 演奏時間:約17分40秒
池辺晋一郎
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51910015
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楽譜
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無伴奏女声(同声)合唱組曲「虫の詩(うた)」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. こめつきばった (1’35”) 2. みみず (2’00”) 3. 蟻 (3’00”) ---------- 作曲者が指導している西宮少年合唱団第56回定期演奏会のために書かれた作品。小さな生き物たちのユーモアあふれる姿を歌にしたもの。2018年3月24日初演。ことばあそびうた風で短いがステージ向けに使うだけでなく、音程や音階の練習曲集としても使える。全3曲。 グレード:中級 演奏時間:約6分35秒 <まえがき> 「虫の詩」は、私が指導している西宮少年合唱団の第56回定期演奏会のために作曲したものです。西宮少年合唱団の“少年”は、少年期の子どもたちを意味し、1961年に西宮市の育成団体として創設されて以来58年間に及ぶ活動を続けている少年少女合唱団です。 さて、女声合唱や同声(少年少女)合唱には、普通ピアノを伴う曲が多いのですが、時にはこの歌のように、ア・カペラの曲を採り上げてうたうことが、実力をつける意味でも、より透明なハーモニー感を養う意味でも、とても大切なことだと思います。 この「虫の詩」は、詩人 橋爪文さんの詩集「乗り捨てられたブランコ」の中の「虫の詩」から抜粋したものです。発想がとてもすてきです。もっと遠くへ飛ぼうと考えているうちに脚が曲がってしまったという「こめつきばった」、時間をもてあましているという「みみず」、ありことばがあるという「蟻」、いずれも私たちが思いもつかない想像の翼の広がりがあり、そしてとても楽しい詩たちです。 橋爪文さんは、広島で被曝され弟さんを亡くされた経緯をお持ちですが、それだけに、生きとし生けるものへの限りない愛と優しさが、この詩にもあらわれているのではないでしょうか。 この歌をうたうことで、すてきな発想の世界を、ぜひ楽しみ味わってほしいと願っています。(中西 覚)
中西覚
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50000780
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楽譜
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女声合唱曲集 「みんなのなかへ」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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みんなのなかへ(平和の詩) : 小森香子 詩 : P女3 おひるねしましょう : 小林純一 詩 : P女3 じゃがいもの皮をむきましょう : 寺田春子 詩 : P女3 小さなしあわせ : 田口久子 詩 : P女3 水たまり : 松本久美 詩 : P女3 ちいさな旅の思い出 : こわせたまみ 詩 : P女3 夏の思い出 : 江間章子 詩 : P女2 おかあさんの歌声 : 進藤いつ子 詩 : P女3 さくらさくら : 中田喜直 編曲 : P女3 ---------- 2部合唱を中心とした、やさしく気品のある小品集。おかあさんコーラスに最適。「みんなのなかへ」「水たまり」「ちいさな旅の思い出」「夏の思い出」「小さなしあわせ」他全9曲。 グレード:初級
中田喜直
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50000776
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楽譜
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女声合唱組曲 「美しい訣れの朝」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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あなたはいつも : 4'59"" くちなし : 1'52"" お母さん: 4'24"" おやすみぼくチン : 3'09"" 赤い風船 :P女3 : 6'16"" ---------- 昭和38年度芸術祭奨励賞受賞作品。女の愛と生涯を歌い上げた5編の詩「あなたはいつも」「くちなし」「お母さん」「おやすみぼくチン」「赤い風船」は、中田氏の作曲によってふくよかな宇宙を描き出す。ピアノ伴奏女声3部合唱。 グレード:中級 演奏時間:約20分
中田喜直
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50000778
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楽譜
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新編中田喜直女声合唱曲集
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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早春賦 : 中田章 曲 : 吉丸一昌 詩 : P女3 春のきた山 : 中田喜直 曲 : 五味清花 詩 : P女3 春の仏 : 中田喜直 曲 : 城左門 詩 : P女3 ちいさい秋みつけた : 中田喜直 曲 : サトウハチロー 詩 : P女3 : 2'42"" 秋の日には : 中田喜直 曲 : 窪田寿子 詩 : P女3 別れの歌(さよなら) : 中田喜直 曲 : サトウハチロー 詩 : P女3 : 2'52"" ありがとうの歌 : 中田喜直 曲 : 高田敏子 詩 : P女3 心の窓にともし灯を : 中田喜直 曲 : 横井弘 詩 : P女3 おかあさん : 中田喜直 曲 : 江間章子 詩 : P女3 : 2'12"" 霧と話した : 中田喜直 曲 : 鎌田忠良 詩 : P女3 : 3'13"" かえるのけんか : 中田喜直 曲 : 小林純一 詩 : P女3 ある日 : 中田喜直 曲 : 日比澄枝 詩 : P女3 ---------- 全12曲。おかあさんの愛唱曲集。 グレード:初〜中級
中田喜直
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50000676
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楽譜
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女声合唱とピアノのための四つのノヴェレッテ 「少女追想」 [受注生産]
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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春 : 吉原幸子 詩 : P女,同3 : 3'55"" 桃 : 吉原幸子 詩 : P女,同3 : 5'05"" 声 : 吉原幸子 詩 : P女,同3 : 5'20"" 猫 : 吉原幸子 詩 : P女,同3 : 5'20"" ---------- 吉原幸子が新仮名で書いた「魚たち・犬たち・少女たち」をテキストに多くの身体的・精神的な屈折を経て女性へ変貌していく少女たちの不安や希望などがみずみずしく歌われている。 グレード:中級 演奏時間:約20分
猪間道明
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51909013
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楽譜
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女声合唱のためのメドレー「続・TOKYO物語」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 前奏曲 2. 東京だョおっ母さん 3. 有楽町で逢いましょう 4. ガード下の靴みがき 5. 上を向いて歩こう 6. おーい 中村君 7. 下町の太陽 8. ウナ・セラ・ディ東京 9. こんにちは赤ちゃん 10. 見上げてごらん 夜の星を ---------- 既刊の「TOKYO物語」の姉妹編(続編)。2019年9月14日「磯辺女声コーラス 第18回定期演奏会」にて委嘱初演。昭和30年代のヒット曲から「東京」を感じさせる歌を選び、ストーリーを構成。演出がしやすいように、ところどころナレーションがついている。女声二部合唱。前奏曲含め全10曲。 グレード:初級〜中級 演奏時間:約17分30秒 <まえがき> 昭和20年代の歌謡曲を集めたメドレー『TOKYO物語』が刊行されたのは1996年のことだった。 「『銀座カンカン娘』を歌いたい!」というひとりの女子大生の声からはじまった企画だったが、「20年代」「東京」「女性」とテーマを絞った選曲、女声二部合唱という比較的取っつきやすい編成、それに随所に挿入されたナレーションを兼ねたメッセージ文などが受けたのか、おかげさまで大好評をもって迎えられ、いまなお版を重ね、多くの合唱団で歌われ続けている。編作者としてこれほど嬉しいことはない。 しかし、その一方で、「もう少し新しい歌が入っていれば……」という声も聞くようになった。考えてみれば、昭和20年代の歌をリアルタイムで聴き、歌い、愉しんだ世代のかたがたは、お齢を重ねられて、合唱の現場からは次々と離れてしまっているはずで、もはや『TOKYO物語』は文字通りのナツメロ曲集ということになっているだろう。平成も過ぎ、令和の時代となり、歌う人も聴く人も、もう少し新しい年代の歌を欲しがっているとしても不思議はない。 そんな中、『TOKYO物語』の出版のきっかけを作ってくれた磯辺女声コーラスからのお話があり、「続篇」を作ることになった。 基本的には『TOKYO物語』と同じスタイルで、「昭和30年代」「東京」をテーマにして作ってみた。なお「女性」のテーマは、今回は混声版も引き続き作成する予定なので、特に意識していない。 私は昭和39年の生まれなので、これらの歌たちは、私が生を受ける直前まで歌われていたことになる。日本経済は戦後10年にして戦前の水準を取り戻し、それから18年間にわたる奇跡的な高度成長を成し遂げた。私自身の知るその後半の時代は、公害や人間疎外などさまざまな負の面も次々に露呈してきつつあったが、前半にあたる30年代は、まさに昨日よりは今日、今日よりは明日がより良くなるという、希望と飛躍の時代と言って良かった。『続・TOKYO物語』は、いわば日本人が純粋に未来を信じられた時代へのオマージュである。 この曲集が、『TOKYO物語』同様、多くの人々に歌い継がれることを祈っている。(猪間道明)
猪間道明:編曲
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52009020
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楽譜
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定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「飾りじゃないのよ涙は」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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飾りじゃないのよ涙は (4’20"") ---------- 1984年11月にリリースされた中森明菜のシングル曲。井上陽水が楽曲を提供、中森明菜がアイドルからアーティストへ羽ばたく転機となった作品。井上陽水もセルフカバーしており、むしろ今は井上陽水の声で聞くことの方が多い。今聞いてもカッコイイ歌の一つ。コーラスの中で時折出て来るスキャットが、音楽の鋭さを醸し出している。女声三部合唱。 グレード:初〜中級 演奏時間:約4分20秒 <まえがき> 「涙は女の武器」という言葉がありますが、そんな女性像とは相反し「私は泣いたことがない」という衝撃的なフレーズから始まる本作。最近では人気バンドの King Gnu がカバーしたことでも話題になるなど、令和になった今も色褪せることのない中森明菜の名曲です。 原曲の持つ雰囲気を重視したアレンジになっています。間奏に当たるセクションは原曲のサウンドから少し離れ、滑らかな横の流れを感じさせるオリジナルのアレンジです。Aメロ〜サビが引き立つようにコントラストを意識して演奏しましょう。 か弱いことが女性らしさとされていたであろう時代を経て、多様性の時代になった現代こそ多くの共感を呼ぶ詞の内容。シャッフルのリズムでクールな雰囲気に、しかし秘めたものが内にあることが伝わるような表現を研究して頂けたらと思います。(辻田絢菜)
辻田絢菜:編曲
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51203024
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楽譜
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女声合唱のための「風になれたら」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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風になれたら(3'40"") 秋(4'10"") 記憶(4'00"") ときめき(3'15"") 時計台(2'50"") ---------- 1990年に上智大学女声合唱団のために書かれた作品を元に再編されたもの。タイトル曲でもある「風になれたら」は混声合唱曲として発表され、その後、この曲集に女声版として収録。「リーダーシャッツ21 日本のうた篇」にも収録されており、たびたび演奏されている人気のある作品。2012年の出版を機に全曲を見直し、全体の難易度を下げ、歌い易く改訂。オーソドックスではあるが、流麗で親しみやすい合唱曲。女声三部合唱、ピアノ伴奏付き。全5曲。 グレード:中級 演奏時間=約18分
辻田幸徳
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51903005
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楽譜
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女声合唱とピアノのための「もっと強く」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. わたしが一番きれいだったとき (4’50”) 2. もっと強く (4’00”) 3. 倚りかからず (3’15”) 4. 六月 (3’55”) ---------- 2018年6月3日「埼玉県立松山女子高等学校音楽部 第42回定期演奏会」にて全曲初演。4曲のうち1曲目と3曲目は、東村山・東大和新婦人コーラスの委嘱による。大人の女性向きの詩をシリアスな曲調にのせるだけでなく、軽やかなメロディーにものせ、表情豊かにした作品。全4曲。 グレード:中級 演奏時間:約16分 <まえがき> 東村山・東大和新婦人コーラスからの委嘱により「わたしが一番きれいだったとき」「倚りかからず」の2曲を作曲。その後、初演指揮者である三好草平さんからのご厚意により、2018年に「もっと強く」 「六月」の2曲を書き加え、曲集としての初演が行われる運びとなりました。 茨木のり子の詩からは、平易な言葉づかいながらも社会や生活への強い思い(そしてそれは時に「怒り」にも似た形で表出されます)がにじみ出ています。戦争のさなかに過ぎていった青春を思うとき、彼女が詩人でなければならなかった理由もそこにあったのではないでしょうか。そのような言葉たちと対峙するにはいくぶん時間を要し、それは自分の音楽に対する姿勢を問われるような時間でもありました。このテキストで、女声合唱であるからこそ実現することができた、音楽と言葉の結びつきをぜひ味わっていただければ幸いです。 曲集の初演にあたって多大なるお力添えをいただいた三好草平さん、全曲初演を引き受けてくださった松山女子高等学校音楽部の皆さんと顧問の吉田みどり先生に改めて深く感謝いたします。ありがとうございました。(田中達也)
田中達也
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51908011
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楽譜
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女声合唱とピアノのための「わたしの水平線」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1.ようこそ (1’10”) 2.ハナミズキ通り (1’40”) 3.きらわれた少女のためのうた(2’45”) 4.わたしの水平線 (2’20”) 5.猫の土地 (1’30”) 6.山茶花 (2’20”) ---------- 2019年3月23日、作曲者初の合唱作品個展にて委嘱初演。 どの曲も小さくまとまっており、日常のさりげない様子を描いた女性向きの内容で、どの世代の合唱団でも気軽に取り組みやすい作品。ピアノ伴奏付き、女声三部合唱。全6曲。 グレード:中級 演奏時間:約12分 <まえがき> この作品は、2019年3月に行われた「田中達也合唱作品個展ー 光のかたち ー」にて初演されました。テキストとして選んだ高橋順子さんの詩集「あさって歯医者さんに行こう」(deco)に出逢ったのは、刊行されてまもない10年ほど前のこと。詩の多くを占めるのは手を伸ばせばすぐ届くような日常のことです。そこで描写されている時間や距離の隔たりや、主体・客体をされげなく変化させることで作られる奥行き、そういったものを読み手にしみこませていく言葉の鮮やかさに夢中になった私は、いつか合唱曲にできれば……と思いつつ、この詩集をずっと温めていました。 個展演奏会に向けた新曲の構想を練っていた折、演奏会の指揮者の一人である野本立人さんから「女声の新曲はおかあさんコーラスをはじめ幅広い世代に受け入れられ、気軽に取り組める作品を」との示唆を頂きました。ずっと詩集のことは頭にあったのですが、この詩に作曲するちょうどいいタイミングが巡ってきた、ともそのとき思ったのです。結果としてできあがった音楽はディヴィジョンのない女声三部合唱、それぞれの曲も1分から3分弱と、拙作の女声合唱作品としてはとりわけシンプルで歌いやすいものになりました。おかあさんコーラスのみならず、すべての女声合唱を愛する皆さんに触れていただきたい作品です。(田中達也)
田中達也
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51511011
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楽譜
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女声合唱とピアノのための組曲「桜の花びらのように」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1 レモンイエローの夏 (3'00"") 2 十月 (3'50"") 3 間奏曲 (1'50"") 4 桜の花びらのように (5'30"") ---------- 混声版の「レモンイエローの夏」を聴いた委嘱者から、この曲の女声版を入れた組曲をという希望があり完成した。 初夏から季節を追い、桜の咲く春までを表した4曲からなる組曲。あたたかな気持ちになるような優しい曲が特徴である。 グレード:中級 演奏時間=約14分10秒
<まえがき> この組曲の第1曲は、すでに混声版として初演・出版された「レモンイエローの夏」の表題曲を女声合唱とピアノのために編曲したものです。曲調とテキストの感触から、この曲は女声合唱で歌われる曲でもあってほしい…と考えていた矢先、野本立人さんと女声アンサンブル桜組の皆さんのご厚意によって、同団体の演奏会アンコールとして単曲での初演が実現しました。 初演後の打ち上げの席で、野本さんから「これはぜひ組曲に」とのリクエストを頂き、残りの3曲を追加して組曲にしました。同じ曲を編成違いで別々の組曲・曲集に組み入れるというのは拙作としては初めてですが、みなづきさんが第3・4曲のテキストを書きおろしてくださり、この曲はまた新しい物語を手に入れることとなりました。 委嘱・初演してくださった女声アンサンブル桜組は、共立女子高校音楽部のOG団体です。みなづきさんが書いてくださったのは、春へ向かって移ろう季節の中で、若い世代の「小さな決意」を後押ししてくれるかのような優しい言葉たち。日々を過ごす中でふと立ち止まったとき、この言葉、この音楽を思い出し、口ずさんでほしいな…と思いながら、私も作曲の筆を進めていきました。この曲を手にとってくださった皆さんにも、あたたかな季節がやってきますように。 (なお、初演時のタイトル「出せなかった返事の代わりに」から、出版にあたって「桜の花びらのように」へ改題しました) (田中達也)
田中達也
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52107007
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楽譜
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無伴奏女声合唱のための 「レモンイエローの夏」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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レモンイエローの夏 (3’00"") ---------- 既刊・女声合唱《桜の花びらのように》から「レモンイエローの夏」の無伴奏版。多くの合唱団によって愛唱されている作品であるが、今回「無伴奏女声四部合唱」になったことで、音楽がよりクリアになり爽やかさが増すようになった。合唱祭やアンサンブルコンテストのレパートリーとして様々な場で歌いたい作品。 2021年7月、早稲田大学女声合唱団により〈東京都合唱祭〉にて舞台初演。 グレード:中級 演奏時間:約3分 <まえがき> 原曲は無伴奏混声合唱曲集「レモンイエローの夏」(既刊)の表題曲として、またこの曲を女声合唱とピアノのために編曲した版は組曲「桜の花びらのように」(既刊)の第1曲として、これまで数多く歌われてきました。当初編曲した女声版は、音楽の持続や女声合唱のパレットを考慮してピアノパートを付したものだったのですが、次第に混声版と同じサイズ、同じ前奏を持つ無伴奏女声版を求める声が多くなり、自分の中でもそろそろ書けるかもしれない…ときっかけをうかがっていたころ、初演指揮者の山脇卓也さんからSNS上でラブコールをいただき、委嘱・初演の運びとなりました。 単曲として歌うのはもちろん、組曲「桜の花びらのように」の第1曲を差し替える形で(もしくは、組曲を歌ったあとのアンコールとして)歌っても面白いステージングになるのではないでしょうか。無伴奏女声合唱の響きを成立させるために和声を変更した部分があるため、これまでの版と重ねての演奏はできませんが、新たな形を得た「レモンイエローの夏」を楽しんでいただければ幸いです。なお、オプションの部分を除いてdiv.がないので少人数でも歌えます。 初演に向けてご尽力いただいた指揮者の山脇卓也さんと早稲田大学女声合唱団のみなさんに心から感謝申し上げます。(田中達也)
田中達也
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51807008
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楽譜
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女声合唱のための「合唱でスポ根!」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. アタックNo.1のテーマ (3’00”) 2. エースをねらえ! (3’25”) 3. 野球狂の詩 (1’15”/3’35”) 4. タッチ (3’10”) 5. 栄冠は君に輝く (3’00”) ---------- 近年、老若男女問わず世間では野球やテニスなどの球技や、マラソンなどスポーツに関する話題は一年中尽きることがありません。そして2020年にはオリンピック・パラリンピックが東京で開催。ますますスポーツ人気が高まっていくことは間違い無し。そこで、スポーツが得意な人・苦手な人、みんなで元気に歌って心の底からエネルギーを燃やしてみませんか!全5曲。 既刊の混声版と共通の3曲(「アタックNo.1のテーマ」「エースをねらえ!」「タッチ」)と男声版と共通曲(「アタックNo.1のテーマ」)についてはこの女声版との合同演奏が、「野球狂の詩」はテレビサイズ版での短い演奏やピアノ以外の旋律楽器を伴った華やかな演奏が、「栄冠は君に輝く」のピアノ伴奏は既刊の混声・男声合唱版に使用することも可能。 グレード:初-中級 演奏時間:約16分10秒(「野球狂の詩」を短縮版で演奏した場合 = 約13分50秒)
<まえがき> 人々の興味が多様化した現在においても、時代や季節を問わず何かと話題に事欠かないのがスポーツではないでしょうか。ひいきのチーム、スター選手、はたまたオフシーズンには…と、さまざまな記事が連日メディアを賑わせています。今回はそんなスポーツ人気にあやかって(?)いわゆる「スポ根アニメ」の主題歌を中心に集めてみました。 いわゆる「スポーツ根性=スポ根」と呼ばれる漫画・アニメのジャンルが隆盛を極めたのが1960年代後半から70年代前半、その背景には戦後日本の高度経済成長などもあげられるでしょうか。主人公が苦境を乗り越えてライバルとの戦いに打ち勝っていくなかで、現在となってはいささか荒唐無稽とも思えるさまざまな舞台装置も、作品を盛りあげていくには欠かせないものでした。 さて、本編曲集では上記時代の作品を中心に、60年代から80年代の作品を取り上げました。どの曲もスタンダードとして愛されている作品かと思います。なるべく難しくないアレンジで、しかしがっちりと「原曲をハモる」楽しさを味わえるよう、リハーモナイズは最小限にとどめてあります。ちょっとした演出を加えるもよし、ビジュアルにこだわるもよし。スポーツが得意な人も苦手な人も、この曲集を遊び尽くしていただければ幸いです(なお、既刊の混声版・男声版と共通の曲については、それぞれの版と同時に演奏することも可能です)。(田中達也)
田中達也:編曲
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52012005
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楽譜
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定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「カルメン’77」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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カルメン’77 (3’10”) ---------- 2018年7月、水の輪混声合唱団の女声部により委嘱初演。1977年3月にリリースされたピンク・レディーの3枚目のシングル曲。ピンク・レディーのヒット作品。情熱的な楽曲で、この曲あたりから激しくセクシーな振り付けが増えてきた。「サウスポー」「UFO」同様、ピンク・レディーファンには欠かすことの出来ない1曲。原曲のカッコいいイメージを生かした女声三部合唱でやさしい編曲となっている。 グレード:初級 演奏時間:約3分10秒 <まえがき> 1977年3月にリリースされた、アイドルユニット「ピンク・レディー」の3枚目のシングル。翌年の「渚のシンドバッド」でその名を不動のものとする彼女らですが、この曲もリリース2週目にしてチャート1位を獲得し、国民的アイドルとしての地位を確立するきっかけとなりました。 歯切れのいいメロディラインにですます調の歌詞、という一見するとギャップのある要素がこの曲のグルーヴを形作っています。初演はパーカッションとの共演による賑々しいものとなりました。合唱パートやピアノパートの音を変更しない範囲で、団体ごとに工夫を凝らしていただくのもまた面白そうです(もちろん、楽譜通り合唱+ピアノの編成でも充分な効果があがるよう書いています)。(田中達也)
田中達也:編曲
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50000772
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楽譜
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女声合唱のための 子守唄・子守唄よ [受注生産]
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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甃のうへ : 三好達治 詩 : 5'00"" 子守唄・子守唄よ : 立原道造 / 中原中也 詩 : 8'00"" ---------- 幻想的な情景を醸し出す「甃の上」(三好達治詩)と視点の違う2つの子守歌に関する詩を見事に融合させた「子守歌・子守歌よ」(立原道浩/中原中也詩)の2つの作品とも息の長いフレーズ、緊張感の持続が必要です。ピアノも合唱と協奏的に書かれており、共に歯ごたえ充分の作品に仕上がっています。 グレード:中〜上級
※新品の楽譜ですが、経年のため外装が痛んでいる場合がございます。あらかじめご了承ください。
土田英介
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52111004
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楽譜
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女声合唱とピアノのための 「愛の縫い目はここ」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 透明の詩 (4’50”) 2. 糸 (4’00”) 3. 5年後、太陽系、みずいろ(6’20”) ---------- 人気の詩人・最果タヒの詩をテキストとした女声合唱曲集。若者を魅了する詩の世界観を、叙情的な旋律と、時にトリッキーな手法で紡いだ作品。タイトルは詩集のタイトルでもある。若い合唱団でかつコンクール向けの難易度の高い作品ではあるが、女声合唱の美しさを表現している。全3曲。ピアノ伴奏付き。 グレード:中級 演奏時間:約15分10秒 <まえがき> いままでに作曲をしてきた合唱曲では、世代が上の詩人の作品をテキストとすることがほとんどであったため、以前より同世代の詩人の作品をテキストとした楽曲を作曲したいと考えておりました。そんな折、最果タヒさんの詩集に出会い、その世界観と色鮮やかな言葉たちに魅了され、いずれは最果さんの作品をテキストとした楽曲を作曲したいと思っていたところ、熊本県立第一高等学校合唱団より委嘱のお話しをいただき、「透明の詩」「糸」「5年後、太陽系、みずいろ」の3曲から構成される女声合唱とピアノのための「愛の縫い目はここ」を作曲いたしました。 新型コロナウイルス感染症拡大により、2020年3月に開催を予定されておりました熊本県立第一高等学校合唱団の演奏会での全曲演奏は叶いませんでしたが、2022年3月に開催される同合唱団の演奏会では、改めて全曲での演奏をご披露くださるとのこと、作曲者として嬉しい限りです。(土田豊貴)
土田豊貴
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52501005
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楽譜
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女声合唱とピアノのための 「音楽」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 無言歌 〈長田 弘 詩〉 (6'10"") 2. 行進曲 〈草野心平 詩〉 (2'00"") 3. 間奏曲 〈ヴォカリーズ〉 (1'00"") 4. 音楽 〈谷川俊太郎 詩〉 (4'20"") ---------- 音楽に関係する表題を持つ詩をテキストとしており、歌詞の中に登場する音楽用語や作曲家名も面白さのひとつ。組曲として、シリアスな「無言歌」、面白みのある「行進曲」、ヴォカリーズのみの短い「間奏曲」、明るい旋律が特徴の「音楽」で構成されている。 グレード:中級 編成:P女3、女3
土田豊貴
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52210010
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楽譜
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女声合唱とピアノのための 「夢の手」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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夢の手 (6’10”) ---------- 2022年度の埼玉県立浦和第一女子高等学校音楽部委嘱作品。 夢なのか現実なのかとても不思議な感覚を思わせる高田敏子の詩に、女声合唱ならではの艶やかな音色や淡い世界観がある楽曲。揺らぎが夢のような雰囲気を漂わせる。単一楽曲。 グレード:中級 演奏時間:約6分10秒 <まえがき> 女声合唱とピアノのための「夢の手」は埼玉県立浦和第一女子高等学校音楽部の委嘱により作曲、同音楽部の清廉な歌声により初演されました(指揮 梶本瞳 / ピアノ 水村朗)。 今回、「夢の手」を作曲する上で、高田敏子さんの描いた詩の世界が楽想のイメージや構成を決定付けるための源流となっているのは当然のことなのですが、高田敏子さんの心情を推し量ること以上に、詩と音楽で描かれる心情や情景を歌い手自身に投影して表現して欲しい!という思いを込めて作曲をいたしました。俯瞰で作品を見ることは演奏に限らず、作曲をする上でも大変に重要なことだと思ってはおりますが、歌い手自身の経験や想像、そして妄想にどっぷりと浸った上で、その際に湧き出てくるであろう感情を吐露していただきたい作品です。 最後になりますが、共にじっくりと音楽を創り上げるという幸せな時間を提供してくださった、埼玉県立浦和第一女子高等学校音楽部の皆様、顧問の梶本瞳先生、ピアニストの水村朗さんに心より感謝申し上げます。(土田豊貴)
土田豊貴
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51902010
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楽譜
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女声合唱とピアノのための「音楽に寄す」
[カワイ出版]
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(在庫1冊)
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1. 春 風 -Der Fruhlingswind- (4'30"") 2. 音楽に寄す -An die Musik- (3'50"") 3. 愛のはじまり -Liebesanfang-(6'10"") ---------- 香川県立坂出高等学校合唱部委嘱作品。 後期ロマン主義(新ロマン主義)、オーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケ(富士川英郎:訳)に付曲された作品。独自の言語表現が特徴の詩作に導かれるように、陰影のある叙情的な旋律が展開される。 歌唱難度以上に聴き応えのある作品。 グレード:中〜上級 演奏時間:約14分30秒 <まえがき> 2017年に続き、香川県立坂出高等学校合唱部のための新曲を書かせていただくことになり、「この風と共に運命が吹いてくる」(第1曲「春風」の冒頭より)という一節に惹かれ、いつかは付曲をしたいと考えていたライナー・マリア・リルケ[Rainer Maria Rilke](富士川英郎 訳)の作品をテキストとした女声合唱とピアノのための「音楽に寄す」を作曲いたしました。 前作「雪の蝶」のフモレスケ(シューマンのピアノ曲集より)に続き、今作でもロマン派作曲家の作品と同名のタイトル(シューベルトの歌曲「音楽に寄す」)となったのは偶然ではありますが、リルケの世界から描き出される言葉の数々と、坂出高等学校合唱部の充実した歌声から発想される音楽は、正に私の中でのロマン派音楽の世界であり、組曲全体を通して表情豊かな旋律とドラマティックな展開を意識した作品となりました。 2018年9月に坂出高等学校音楽ホールで行われた同校合唱部の定期演奏会では、前田朋紀先生の指揮、酒井 信先生、大井栄実子先生のピアノ、坂出高等学校合唱部の皆様の歌声により、見事な初演をご披露いただきました。ここに改めて感謝申し上げる次第です。(土田豊貴)
土田豊貴
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