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52003022 女声合唱組曲「風の五線譜」 楽譜 女声合唱組曲「風の五線譜」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

1. 風の五線譜 (3’00”)
2. たまご (2’30”)
3. フウセンカズラ (1’10”)
4. 返 事 (2’50”)
5. あとがき(『夜にいっぱいやってくる』) (3’40”)
6. 水ぬるむ (4’50”)
----------
比較的年齢の高い合唱団でも取り上げられやすい難易度で「年代に関係無く人生の応援歌になるような作品を」というコンセプトで作曲された。
特にテーマ性を持たせることなく、日常の風景を描いた詩や亡くなった方への想いを乗せた詩などさまざまな雰囲気のテキストを、暖かく、優しく、時にはしんみりとした音を紡いで歌われる。
グレード:中級
演奏時間:約18分

<まえがき>
 女声合唱組曲「風の五線譜」は詩人、高階杞一さんの6編の詩からなる組曲です。2019年10月に名古屋の女声合唱団コール・AIの皆様が創立30周年となる記念演奏会で委嘱初演してくださいました。
 委嘱のお話をいただいた際、指揮者の中村先生から「どの年代の人でも歌える人生の応援歌のような作品を」というリクエストがありました。そして今回選んだ6編の詩は、日々の生活を新たな視点から見ることができ、生きていく上で抱えた複雑な気持ちを優しく解きほぐしてくれるような作品です。詩の持つユニークな世界観や深い精神性をどのように表現するかという中で、新しい自分の音楽に出会えるような気がしました。
 組曲として並べる際には、様々な性格を持つ6曲で後半に向かって一つのドラマが描けるように構成しました。1曲目の「風の五線譜」は美しい題名の通り、いろいろな葉っぱが一緒に音楽を奏でるという合唱にはぴったりの詩です。続く2、3曲目の「たまご」、「フウセンカズラ」は日常の風景が宇宙的な視点で描かれています。軽快なリズムや神秘的な雰囲気を持つ曲調で表現しました。4曲目「返事」はア・カペラで始まり、途中から雪が降ってくる様子をピアノで描いています。5曲目の「あとがき」は持続するスピード感のあるテンポが特徴です。終曲「水ぬるむ」は、切ない気持ちの中にもそっと背中を押してもらえるような詩で、曲も詩に寄り添うように作曲しました。後半3曲は冬を越えて春になる、夜の後にはちゃんと朝が来るという私の願いも込めています。また、ピアノパートは詩の背景や心情などを表現する上で様々な役割を担っていますので、是非アンサンブルを楽しんでいただけましたら幸いです。(山下祐加)

山下祐加
51711010 女声合唱とピアノのための「トヨさんの言葉」 楽譜 女声合唱とピアノのための「トヨさんの言葉」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,650円

1. 空(3’00”)
2. 朝顔(1’50”)
3. 貯金(3’40”)
4. くじけないで(3’00”)
5. 道(あなたに−)(3’50”)
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作曲のみならず、ピアノ演奏でも多くのメディアに出演するなど、活躍が期待されている若手作曲家の出版デビュー作品。
90歳を超えて詩作を始め101歳で逝去するまで多くの人の心に残る詩を書き綴った詩人の最初の詩集「くじけないで」から5つの詩に付曲した。
2017年の北とぴあ合唱フェスティバルで再演されたことで、多くの合唱指揮者、愛好家から絶賛された作品。歌いやすく、シンプルで爽やかな、そしてセンスの良い作品に仕上がっている。

<まえがき>
 柴田トヨさんは92歳で詩作を始めた方です。処女作となる詩集『くじけないで』、そして満百歳を迎え記念して出版された『百歳』の2つの詩集が残されています。
 委嘱を受け、どんな詩に曲を付けようかと迷いってたところ、偶然この詩集に出会い、本を開くとたちまちに言葉が広がりをもって体、心に染み入ってきました。トヨさんの声が聞こえてくるような感覚すらありました。決して多くはないトヨさんの言葉1つ1つに傷をつけないように大切に音をつけていくことができるか、それが最も重要なミッションでした。指揮者の藤澤先生、ヴォーチェの皆さんからのオーダー《 歌いやすく、シンプルでさわやかな、そしてセンスの良い作品 》(うーん、なんと難しい!)になったかどうかは皆さんに判断をお任せしますが、僕自身は大好きな曲集になりました。皆さんの心に届きますように。(初演時プログラムより)(山中惇史)

山中惇史
51809012 女声(同声)合唱とピアノのための「日本・四季の旅」 楽譜 女声(同声)合唱とピアノのための「日本・四季の旅」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

 おぼろ月夜 (高野辰之 詩/岡野貞一 曲)
 茶摘み (文部省唱歌)
 夏は来ぬ(佐佐木信綱 詩/小山作之助 曲)
 ゆりかごのうた (北原白秋 詩/草川 信 曲)
 われは海の子 (文部省唱歌)
 う み (林 柳波 詩/井上武士 曲)
 わらべうた祭り
   1.かごめかごめ(権藤はなよ 詩/わらべうた)
   2.げんこつやまのたぬきさん(わらべうた)
   3.ずいずいずっころばし(わらべうた)
   4.あんたがたどこさ(わらべうた)
 赤とんぼ (三木露風 詩/山田耕筰 曲)
 たき火 (巽 聖歌 詩/渡辺 茂 曲)
 お正月 (東 くめ 詩/滝 廉太郎 曲)
 さくらさくら (日本古謡)
 夕焼け小焼け (中村雨紅 詩/草川 信 曲)
----------
日本の唱歌や名歌を四季の順にメドレー形式で並べ、音楽で四季の旅を描き出した作品。「わらべうた祭り」ではコードリベットで4つのわらべうたが同時に歌われるなど、全体としてバラエティに飛んだ構成となっている。全曲を演奏するだけでなく、個々の曲を取り出したり、短いメドレーとして歌うこともでき、演奏会のプログラムから、合唱祭やアンコールまで幅広く歌うことができる。
グレード:中級
演奏時間:約20分

<まえがき>
 古くから歌い継がれる季節にまつわる日本の名曲を春夏秋冬の順に並べ、音楽での四季の旅を描きました。この類の曲は既に様々な作曲家によって名編曲が数多く残されています。その中で、果たして自分に何が出来るのか。作曲家にとっての挑戦でもあります。『新鮮で美しく、楽しく』をモットーに、名曲達に新たな息吹をもたらすことを目指しました。
 これらの名旋律は、我々がどんな心情の時でも、そっと寄り添ってくれます。曲の持つ奥深さ、あたたかさは、年を重ねる度に身に染みて感じるようになるものでしょう。もしかしたら、児童の皆さんがこれらの曲の本当の素晴らしさに気付くのは何年も後かもしれません。私も、ようやくそれに気付き始めたのですから!
 この『四季の旅』の経験が児童のみなさんの記憶に少しでも焼きつき、大人になった時、どこかで心の拠り所としてくれていたら、これ以上の喜びはありません。また、今日聴いて下さる皆様に、純真無垢な歌声で聞く名歌が深く心に刻まれることを祈って。
(初演時プログラムより)
 初演は委嘱を頂いた渋谷区少年少女合唱団でしたが、その後児童合唱に限らず様々なところで演奏されていますので(混声版もあります)、年齢問わず是非歌ってみて下さい。なお、再演に際して一部改訂をしました。(山中惇史)

山中惇史:編曲
51806008 定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「Diamonds」 楽譜 定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「Diamonds」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

880円

1. Diamonds     (5’15”)
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昭和(平成初期)の歌謡曲、ポップスを合唱編曲してピースとして出版する新たなシリーズの第1弾。
1980年代から90年代にかけてブレイクしたガールズバンドのプリンセスプリンセスの1989年に発表した大ヒット曲。
ポップなリズムそのままにノリノリのアレンジとなっている。 本楽譜はピアノだけの伴奏であるが、山中編曲のオリジナルはピアノ四重奏の伴奏であり、その楽譜とパート譜はレンタル扱いとなる。
グレード:中級
演奏時間:約5分15秒

<まえがき>
 プリンセスプリンセス、1989年に発表された代表曲。心踊るリズムでノリノリに演奏して下さい。ピアノに出てくるグリッサンドは、和音のトップノートからがやりにくければ、1の指(親指)でやってみてください。アドリブに長けている方はどんどんピアノパートをアレンジしてくださいね。(山中惇史)

山中惇史:編曲
51806009 定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「My Revolution」 楽譜 定番!! 昭和あたりのヒットソング 女声合唱ピース「My Revolution」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

770円

1. My Revolution     (4’20”)
----------
昭和(平成初期)の歌謡曲、ポップスを合唱編曲してピースとして出版する新たなシリーズの第1弾。
1986年に渡辺美里が歌いテレビドラマの主題歌にも使われて大ヒットした作品。その後も多くのアーティストによってカバーされている。この楽譜の編曲は、合唱はシンプルなスタイルを取りながらも、ピアノに沢山の隠し味を入れたおしゃれなアレンジになっている。
本楽譜はピアノだけの伴奏であるが、山中編曲のオリジナルはピアノ四重奏の伴奏であり、その楽譜とパート譜はレンタル扱いとなる。
グレード:中級
演奏時間:約4分20秒

<まえがき>
 特徴的な転調、これぞ小室節! 小室楽曲に幾度となく魅せられました。My Revolutionもその代表的な一つだと思います。速すぎないテンポで保って演奏すると良いグルーヴが出てくると思います。アドリブに長けている方はどんどんピアノパートをアレンジしてくださいね。
 余談ですが、渡辺美里さんご本人のバックでこの曲を演奏できたのは素晴らしい経験でした!(山中惇史)

山中惇史:編曲
50905006 女声合唱のための「みすゞの手籠」  楽譜 女声合唱のための「みすゞの手籠」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,320円

1 大きな手籠(2’20”)
2 山の子濱の子(1’50”)
3 守唄(3’20”)
4 土(1’00”)
5 みえない星(2’00”)
6 このみち(2’30”)
----------
既刊の「すすきとお日さま」に続く、金子みすゞの詩による作品。オリジナルは歌曲。宮城県第三女子高校によって初演された。
オリジナルが歌曲であるので、はっきりとしたメロディが特徴であり、構成もシンプルな作りになっている。みすゞの世界をやわらかい女声の響きで美しく、そして時には力強く表現している。演奏時間=約14分。

山内雅弘
51305019 「くがみの山かげに」女声合唱とピアノのために 楽譜 「くがみの山かげに」女声合唱とピアノのために
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

1 手まりつき(3'10"")
2 若菜摘み(1'30"")
3 出雲崎にて(2'05"")
4 さけさけ(1'10"")
5 としつき(4'05"")
6 雪(2'00"")
----------
良寛の歌をテキストとした女声合唱作品。大震災後、生きている意味を考えたときに良寛の言葉に心を動かされたという。混声の「花筺」と同様、良寛の言葉が重みを持って語られる作品である。「くがみ」とは良寛が長い漂泊を終え、定住した越後の国上山(くがみ山)のことである。
グレード:中級
演奏時間=約14分

寺嶋陸也
51709011 「トンカ・ジョン」女声合唱のための 楽譜 「トンカ・ジョン」女声合唱のための
[カワイ出版]

(在庫1冊)

2,090円

1. 夜(7’15”)
2. 泣きにしは (5’00”)
3. 爪紅の花 (1’10”)
4. 接吻 (4’00”)
5. なつめ(3’00”)
6. 夕焼とんぼ (2’00”)
7. 月夜の家 (3’20”)
8. 二重虹 (3’10”)
9. 言葉(5’25”)
----------
2013年にシアターピースとして初演された後、曲だけ取り出して曲間に語りを入れる形の演奏会形式の組曲として再編成されたバージョン。2015年に演奏された。
「トンカ・ジョン」とは白秋の呼び名(柳川の方言で「長男」の意)。女性に翻弄された白秋の生涯を女声によって歌う、という流れだが、良きも悪しきも、詩の中に告白されている白秋の生き様を探りながら、白秋という人間を描いた作品である。
グレード:中級
演奏時間:約45分(曲のみ:約30分)

<まえがき>
 この曲の初演のときのタイトルは、
  女声合唱のためのシアター・ピース《やっこらさのさ、トンカ・ジョン》 〜北原白秋と三人の妻〜
というもので、曲のタイトルが示すように、「トンカ・ジョン」と呼ばれた少年時の北原白秋と、後に成人して大詩人となった白秋との対話を通して、白秋と三人の妻(白秋は生涯に二度の離婚をして妻を三人迎えている)との出会いや別れのエピソードが、曲と曲の間に劇として演じられる構成となっていた。再演の際、登場人物を成人の白秋のみとし、より簡便な形で上演できるように、音楽はそのままで台本のみが再構成されたが、この楽譜の巻末に載せてあるのは、その再演時の台本である。
 白秋は、日本語による詩の表現をきわめた日本最大の詩人のひとりといってよかろう。作品を生み出す契機となった大詩人の生涯に触れつつ歌うことで、歌や音楽の表現の幅もまた大きく広げてゆきたい、というのが、指揮者や合唱団も含め初演や再演に携わったひとすべての願いであった。
 詩の選択も含む台本の構成はしままなぶさんによるもので、歌われる部分の歌詞はすべて白秋の詩である。若いときの耽美的なモダニズムの詩からはじまり、第5曲以降の円熟した時期の童謡まで、詩人の半生を辿る配列となっているが、曲だけを抜き出して演奏した場合のことも考えられている。つまり、劇を含むシアトリカルな上演、曲だけによる合唱曲としての上演、あるいはその中間の、ナレーションを含む合唱曲、というような形など、どのような形でも上演することがでる。9曲全曲でなく、抜粋による演奏も差し支えない。初演時の台本による上演ももちろん大歓迎なので、その場合の台本については、出版社までお問い合わせ願いたい。(寺嶋陸也)

寺嶋陸也
50904019 女声(児童)合唱とピアノのための 「ひとつのほし」 楽譜 女声(児童)合唱とピアノのための 「ひとつのほし」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

「やま」(3’15”)
「かわ」(2’20”)
「うみ」(3’35”)
「そら」(1’45”)
「だいち」(3’30”)
「ひとつのほし」(4’15”)
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2008年4月大阪の池田ジュニア合唱団委嘱初演作品。小学生から高校生までの子供たちが一緒に歌え、「心を声にのせて届けよう」「からだいっぱいに音楽を感じ、表現しよう」という願いのもとに出来た6曲から成る曲集。5番目までの歌は私たちが住んでいる地球の自然を歌ったもの、そして終曲はその地球に光を照らしている太陽を歌ったものです。演奏時間=約19分

寺嶋陸也
50809012 女声合唱とピアノのために「やわらかいいのち」 楽譜 女声合唱とピアノのために「やわらかいいのち」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,210円

1  どうしたら  (2'20"") 女3
2  あなたが歩くことのできるが  (2'30"") P 女3
3  怒りながら哀しんでいる  (3'20"") P女3
4  どこへ帰ろうというのか  (2'40"") P 女3
5  あなたは愛される  (3'20"") P女3
----------
たった今書かれたような瑞々しく彩り豊かな詩に、シンプルな曲が付けられているにもかかわらず、現代の悩める若者たちへ「いのち」の尊さを訴えかける強い芯がある5章から成る作品。全5曲。
グレード:中級

寺嶋陸也
50911007 女声合唱とピアノのための 「花三題・春に」 [受注生産] 楽譜 女声合唱とピアノのための 「花三題・春に」 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,210円

1 花三題 (7’40”)
2 春に(3’15”)
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 『花三題』は、三つの情景の視覚的な印象が非常に強く残る詩で、ピアノのパートがイメージを描く重要な役割を担っている。三つの章はそれぞれ独立したようにも思えるが、「兵士」「男」「赤ん坊」を一人の同一人物と考えると、時間をさかのぼりながら生命の悲しさを歌うエレジーとなる。『春に』は、情景ではなく衝動を歌っており、生命の芽吹く季節に心の底から突きあがってくる何かのダイナミックさを、和声とリズムの緊張感で描かれている。
グレード:中級

寺嶋陸也
52407006 女声合唱とピアノのための 「道しるべ」 楽譜 女声合唱とピアノのための 「道しるべ」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,650円

1. 自分の感受性くらい(2’45”)
2. 待つ(1’00”)
3. 木の実 (4’15”)
4. 道しるべ(2’30”)
5. 十二月のうた(2’15”)
6. 生きているもの・死んでいるもの(2’50”)
7. ふたたびは(1’30”)
----------
2022年3月27日、「女声合唱団 彩 第20回演奏会」にて委嘱初演。オリジナルは作曲者のピアノ伴奏により初演された歌曲集。女性ならではの強さ、しなやかさを歌によって表現したい、という作曲者の思いがこもった作品。
「自分の感受性くらい」「待つ」「木の実」「道しるべ」「十二月のうた」「生きているもの・死んでいるもの」「ふたたびは」の全7曲。演奏時間約17分15秒。「道しるべ」ではシューベルトの同名の歌曲が引用されている。
演奏時間:17分
編成:P女3
グレード:中級

寺嶋陸也
50911016 女声合唱とピアノのための3つの流行歌メドレー「君に会ううれしさの」 楽譜 女声合唱とピアノのための3つの流行歌メドレー「君に会ううれしさの」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,760円

1 《ふるさとの岸をはなれて》(6'40"")
   〜船頭小唄〜君恋し〜東京音頭〜国境の町〜忘れちゃいやよ〜椰子の実〜露営の歌
2 《君に会ううれしさの》8'10"")
   〜リンゴの唄〜とんがり帽子〜東京ブギウギ〜異国の丘〜水色のワルツ〜あゝモンテンルパの夜は更けて
3 《しあわせは空の上に》(4'25"")
   〜別れの一本杉〜上を向いて歩こう〜高校三年生
----------
Tokyo Cantat 2009において「競演合唱祭からみんなの合唱へ…」題されたコンサートで初演された。明治に導入された西洋音楽が昭和に入ってどのように大衆化して社会に関わってきたか、というコンサートであり、そのなかで流行歌をつないだメドレー3つを抜き出したものが本書である。時代別に戦前の《ふるさとの岸をはなれて》、敗戦直後からの《君に会ううれしさの》、高度経済成長期の《しあわせは空の上に》(初演時は男声合唱、女声合唱版は本書のための書き下ろし)の3つのメドレーから成る。タイトルはそれぞれのメドレー全体を象徴するフレーズから出版時につけられたものである。
グレード:初〜中級
演奏時間=約20分

寺嶋陸也
51507008 女声合唱とピアノのための4つの歌「きれいな神様」 楽譜 女声合唱とピアノのための4つの歌「きれいな神様」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

1.ひかり(6'00"")
2.野菊(1'15"")
3.希望(2'30"")
4,きれいな神様(2'40"")
----------
 2009年に作曲された「ひかり」、2010年の「きれいな神様」と2015年新たに書かれた「野菊」「希望」の4曲からなる組曲。
 現在よりも女性を取り巻く環境が厳しかった「戦争前夜」に書かれたこれらの詩は、女性ならではの繊細な言葉の中に鋭い社会に対する洞察が散りばめられており、いつもながらのシンプルな構成の音楽は、それらの言葉の本質を聴く者に訴えかけてくるものである。初演時は「ひかりのほうへ」というタイトルで発表されたが出版時にタイトルを変更した。
グレード:中級
演奏時間:約12分25秒

<まえがき>
 紫式部や清少納言から現代にいたるまで、日本文学における女性たちの活躍は世界でも珍しいのではないか、と思っているのですが、明治時代から戦後にかけての女性詩人たちの作品には、ことごとくその生きざまが強く刻印されていることを感じます。
 《放浪記》で名高い林芙美子(1903〜1951)の場合も、現代にくらべて女性を取巻くとりわけ社会的な環境が今よりもはるかに厳しいものであった時代、疎外感や孤独とたたかいながらはたらく女性の強さと、女性にしか表現し得ないような繊細さとが、これらの輝かしい短い詩においても印象的です。

 《野菊》は1919年10月、芙美子が尾道の高等女学校2年のときに「少女」という雑誌に投稿した詩で、《希望》は、1935年8月に「婦人運動」という雑誌に掲載されたものです。《ひかり》と《きれいな神様》は、1933年以降、おそらく戦争中に書かれた詩ではないかと思います。芙美子は報道派遣員として陥落後の南京やジャワ、ボルネオなどにも行く一方、文壇統制のなかでいくつかの作品が発売禁止になったりもしましたが、「戦争前夜」を敏感に捉えながらもそれを直接に表現することができないという屈折、あるいは、戦争の最中にあって、それに反対の声を上げることのできないもどかしさも、これらの詩には表現されています。
 2009年、栗友会の女声合唱団ばかりが集まってひらいた「ろくもんめ」の演奏会で、全員が一緒に歌うための曲として《ひかり》を作曲したあと、何曲かからなる組曲ないし曲集に、という栗山文昭さんのご提案に乗り、あとの3曲を、うつのみやレディシンガーズ晶〈AKIRA〉の演奏の機会に書き足しました。4つの曲は、続けて演奏されるべき組曲として並んでいるのではなく、各々が独立した曲ですが、並べてみることでさらに詩人の生きていた時代や意識はより強く感じられるようになったように思います。
 なお、全曲初演のときの曲集の題名は《ひかりのほうへ》でしたが、今回の出版にあたって《きれいな神様》としました。(寺嶋陸也)

寺嶋陸也
51410006 女声合唱とピアノのための組曲「言葉の保管所」 楽譜 女声合唱とピアノのための組曲「言葉の保管所」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,650円

1 子供時代(1'55"")
2 聴く力(3'20"")
3 花ゲリラ(2'40"")
4 母の家(3'55"")
5 鍵(5'30"")
----------
決して派手な演奏効果はないが、言葉の本質を捉え、真摯に音楽に向き合う作曲者の姿勢が、この組曲にも現れている。比較的若い人々の結びつきの希薄さに対する警鐘の意味も含め、若い人たちに歌って欲しい組曲である。
グレード:中級
奏時間=約17分20秒

<まえがき>
  《言葉の保管所》は、茨木のり子さんが1971年から1982年にかけて発表した5つの詩を選び組曲としてまとめたものです。いずれも人と人との結びつきに関わる詩です。  言葉や声を通して人と結びつくことは、一緒に生きている人同志はもちろん、過去や未来といった時間の流れを超えた広がりをもっています。携帯電話やインターネットが普及していなかった時代には、声や言葉は今よりももっと信頼をおかれていた存在だったと思いますが、声や言葉による結びつきが希薄になってしまった現代に、彼女の詩は警鐘のように響きます。  山形県立山形北高等学校音楽科の創立50周年の記念委嘱作品として2013年の秋に作曲、翌年の夏に初演されました。 (寺嶋陸也)

寺嶋陸也
51302015 女声合唱のための「エチュードとインヴェンション」〜さまざまな旋法による〜 [受注生産] 楽譜 女声合唱のための「エチュードとインヴェンション」〜さまざまな旋法による〜 [受注生産]
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,430円

1 ファの旋法による(2'30"")
2 ラの旋法による(3'20"")
3 (雨乞い)ミの旋法による(2'50"")
4 ソの旋法による(1'35"")
5 レの旋法による(4'30"")
----------
16世紀頃に音楽が長調と短調の2つに整理できる体系を取るようになるまで、西洋音楽はさまざまな旋法(モード)が存在した。この曲集は5つの旋法(たとえば、「ファの旋法」というのは、ファから始まって、ピアノの白鍵でファソラシドレミと弾いた音階でできている旋法のこと)を取り上げ、それそれの旋法によるポリフォニックな2〜3声の曲に仕立てられた。単純なポリフォニーであること、リズム面での練習曲として役立つように「エチュードとインヴェンション」と名付けられた。テキストの「おもろさうし」は琉球に伝わる神歌である。
グレード:中級
演奏時間:約15分

寺嶋陸也
50908008 女声合唱のための宮崎駿アニメ名曲集 「さくらんぼの実る頃」 楽譜 女声合唱のための宮崎駿アニメ名曲集 「さくらんぼの実る頃」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

2,090円

1 となりのトトロ(3’55”)
2 さんぽ(2’35”)
3 さくらんぼの実る頃〔ルビ付きフランス語詞+日本語詞〕(4’10”)
4 もののけ姫(4’05”)
5 風の丘〔無伴奏・ヴォカリーズ〕(2’05”)
6 君をのせて(2’50”)
7 世界の約束(3’35”)
----------
作曲家兼ピアニストの寺嶋陸也氏による宮崎アニメ合唱編曲集。機会があるたびに女声合唱団や児童合唱団に歌い継がれてきたもの。従来のアニメ曲という感覚よりも、宮崎アニメの荘厳さが感じ取れる芸術的な作品。〔となりのトトロ〕より「となりのトトロ」「さんぽ」、〔紅の豚〕より「さくらんぼの実る頃」、〔もののけ姫〕より「もののけ姫」、〔魔女の宅急便〕より「風の丘」、〔天空の城ラピュタ〕より「君をのせて」、〔ハウルの動く城〕より「世界の約束」の全7曲。女声三部合唱。グレード:中級

寺嶋陸也
52002014 女声合唱曲「未来へ」 楽譜 女声合唱曲「未来へ」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

660円

未来へ     (3’00”)
----------
2010年6月、女声合唱団すみれ会の創立40周年記念演奏会にて初演。「混声合唱とピアノのための 春に・未来へ」の収録曲「未来へ」を、女声版に編曲。未来に向かって今を生きる者へ、命の大切さを歌った作品。ピアノ伴奏付き、女声三部合唱。
グレード:初〜中級
演奏時間:約3分00秒

<まえがき>
 2009年に創立50周年を迎えた相模原市合唱連盟からの委嘱を受けて混声合唱曲として作曲、翌年に女声合唱版も作ったのですが、混声版は《春に》との組み合わせで出版されたものの女声版は《春に》が《花三題》と一緒にすでに出版されていたため、長らく出版の機会がないままになっていました。このたび、相模原市合唱連盟の60周年にあわせてこのようにピースとして出版されることになりました。混声合唱版ともども、広く歌っていただければ幸いです。(寺嶋陸也)

寺嶋陸也
51910014 女声二部合唱とピアノのための「いのちの海」 楽譜 女声二部合唱とピアノのための「いのちの海」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

1. つたえたいことがあります (2’20”)
2. 自由 (1’50”)
3. 脱皮 (2’00”)
4. 勇気の理由 (1’25”)
5. まなざし (1’00”)
6. ひとりで立つ (0’30”)
7. 見えてくる (0’50”)
8. 与えることと受けとること (1’10”)
9. 私という存在 (2’10”)
----------
2019年2月、「うたびと“風”のつどい(寺嶋陸也作品コンサート)」により委嘱初演。「いのち」をテーマに、自分や他者の「いのち」の重さを感じ、それを見つめて生きようとするものたちを応援する芯の強い作品。ユニゾンと二部合唱から成る。全9曲。
グレード:初〜中級
演奏時間:約14分

<まえがき>
 合唱指揮者の片山みゆきさんから、「いのち」をテーマとしたソング風の曲を、という依頼を受け、堤 江実さんのやさしく力強い言葉と出会ってできた曲集です。
 虐待、自然破壊、そして戦争など、いのちが軽んじられるニュースを毎日のように聞かされるいま、2声部の簡素な音づかいで、現代の荒んだ世の中に対してのプロテストを内に秘め、あるいは声に出して訴える、そんな曲集であることを目指しました。(寺嶋陸也)

寺嶋陸也
51709012 長澤延子の詩による五つの歌「折鶴に」 楽譜 長澤延子の詩による五つの歌「折鶴に」
[カワイ出版]

(在庫1冊)

1,540円

1. いたみ(3’10”)
2. おどろき (4’30”)
3. 離愁 (2’15”)
4. 折鶴(4’10”)
5. 果実 (4’25”)
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2015年に「長澤延子の詩による3つの歌」として発表。翌年2曲を加え全5曲の組曲となった。
17歳で自ら命を絶った詩人の、自分の内面を見つめる厳しい眼差し、成熟はしてはいるが瑞々しさを失っていない言葉を、素直に音にした、そんな作品である。二部合唱という編成は、より詩人の言葉を深く表現できることを意図された。少人数でも歌うことの出来る作品である。
グレード:初〜中級
演奏時間:約20分

<まえがき>
 長澤延子(1932〜49)は、桐生高等女学校(現在の群馬県立桐生女子高校)2年のときに敗戦を迎え、女学校を卒業した年に17歳で自ら命を断った詩人です。短歌、詩などの残された作品が、手記や手紙とともに友人たちの手によって遺稿集として編纂され、1965年から数回にわたって形をかえながら刊行されています。母の郷里である桐生にこのような詩人がいた、ということを新聞で知って興味を持ち遺稿集をもとめて読んでいたところ、桐生で長く活動を続けている「あんさんぶるめい」の皆さんから「桐生にゆかりのある曲を」との依頼をうけ、詩を選び、二声部の女声合唱曲としました。
 延子は幼い時から「死」を見つめながら生きていた、といわれ、作品の多くにその影がみとめられます。自己の内面を見つめる眼差しの厳しさと、それを表現する技量はとても10代の手になるものとは思えないほどの成熟をみせていますが、同時に、10代でなければ書けないみずみずしさに溢れてもいます。女声合唱に標準的な三声部ではなく二声部としたのは、少人数でも歌えるように、という意図もありますが、声部を増やさずはっきりとした輪郭をもたせることによって、延子の言葉をより深く表現したいと思ったからです。
 なお、これらの詩には出版の時期によって異同があるようですが、作曲は、1970年に都市出版から出た「長沢延子遺稿集《海―友よ私が死んだからとて》」によりました。(寺嶋陸也)

寺嶋陸也
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