1.Maci Lumah(獲物を担いで家路へ)
2.Pislahi(猟銃を祭る歌)
3.Manhitu(首祭りの歌)
4.Malastapang(論功の宴)
5.Kahudas(飲酒の歌)
6.Oasibutbut(粟の豊作を祈る歌)
1.Maci lumah 獲物をかついで家路へ
リーダーの高音四度上行の呼び声から始まり、合唱は倍音複音式によって互いに呼び合います。歌声は大自然に強く響き、豊かな音色が広がります。
呼応式で歌われるのはブヌン族の五音音階です。
2.Pislahi 猟銃を祭る歌
狩猟の出発前、銃と猟具を地上に並べて巫女が神々に祈りを捧げる歌です。
リーダーの歌声に勇士達が倍音複音式合唱で呼応します。
3.Manhitu 首祭りの歌
戦場で狩つた敵の首を神々に供え、凱旋の酒盛りが始まります。
4.Malastapang 論功の宴
凱旋の後、洗い清めた敵の首級を前にして戦勝を祝い、大将を囲んで酒盛りが始まります。それぞれが名乘りあげて戦功を自慢します。
5.Kahudas 飲酒の歌
首狩りの祝宴に歌われる歌です。勇士を称えるとともに首を切られた敵軍への慰霊の歌でもあります。プノン族典型の倍音複音式混声合唱です。
6.Pasibutbut 粟の豐作を祈る歌
輪になって時計の逆方向に回りながら、o,e,a,iの母音を用いて複音式斜進唱法で歌われる四声部の倍音祈祷歌です。
曲は最後が円満豊作を意味する完全五度で終止するまで繰り返し続けられ、それぞれの声部が自由に動く唱法に一種のヘトロフォニーが生じます。
(解説は台湾合唱推廣協会より提供)
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