Thomas Tallis: Lamentations of Jeremiah I
『エレミアの哀歌』より?:「エレミアの哀歌」はルネサンス期に作られた最も優れた宗教作品の一つで、ボーイソプラノを伴う男声合唱(ATTBB)だが、混声合唱(SATBB)編曲版で。
松下耕:Ubi caritas
「慈しみと愛のあるところ、神はそこにおられる。」で始まる聖木曜日のためのアンティフォナで、シンガポールのSYC
Ensemble Singers の50 周年を記念して作曲された。作曲者の厚い信仰心を感じさせる作品。
Ola Gjeilo:Ubi Caritas
2曲目と同じ歌詞によるイェイロの「ウビ・カリタス」で、本日演奏する作曲家では最も若い作曲家の作品。単旋律聖歌で始まり、同じ旋律が繰り返し現れる。シンプルだがハーモニーの移り変わりが美しい。
Heitor Villa-Lobos:Ave Maria
ヴィラ=ロボスは数曲のアヴェ・マリアを書いており、この曲は1918年にラテン語の歌詞に作曲されたもの。中間部から女声3部、男声3部の掛け合いとなり、アーメンで再び4声に戻る。
千龍和真:混声合唱のための「花・恋・歌」
このコンサートのために書かれた みなづきみのり の愛らしい3編の詩によるラブソング。シンプルに混声四部で書かれている。時間の都合で2,3曲めのみ本日初演。全曲は7月のアルティ声楽アンサンブルフェスで。
松下耕:混声合唱のためのア・カペラ エチュード
合唱団員のソルフェージュ能力を高め、指揮者の音楽的洞察力の向上に役立つように作られた練習曲であるが、それぞれ短いながらも変化に富む作品群であり、アンサンブルコンテストでもよく演奏されている。
信長貴富:なみだうた
無伴奏女声合唱曲集「なみだうた」のなかから「なみだうた」が混声合唱に編曲された。混声合唱団名古屋大学コール・グランツェの演奏会でアンコールとして初演。作曲者のご厚意により楽譜の提供、演奏の許諾を頂いた。
寺島尚彦:さとうきび畑
「ざわわ」の歌詞、森山良子の歌唱で広く知られている曲。シンガーソングライターの森山の作曲と思われているが、作曲は寺島尚彦で原曲は11番まである。本日は短縮版で演奏する。
森正明:また君に恋してる
TVCMで坂本冬美、ビリー・バンバンそれぞれの歌唱で有名な曲。演歌でもありフォークソングでもある。本日は女声、男声のソロとともに合唱でどうぞ。
カタロニア民謡:鳥の歌
パブロ・カザルスの「鳥の歌」を様々なアーティストが持ち前の語法で歌い交わし、平和な未来を希求するという企画「連歌・鳥の歌
プロジェクト」で、信長貴富が無伴奏混声合唱に編曲し、早稲田大学混声合唱団により初演。編曲者のご厚意により楽譜の提供、演奏の許諾を頂いた。
Pietro Mascagni:Agnus Dei
マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」を無伴奏混声合唱に編曲した作品。ミサ通常文のアニュス・デイの歌詞にのせる平和への祈りの歌。
Wilhelm Stenhammar:September
ステンハマルの「九月」、「Tre K?rvisor(3つの無伴奏合唱曲)」の第1曲。ヤコブセンの詩(デンマーク語)に想いを託し、北欧の夏の終わりの寂しさもの悲しさが漂うような作品。
Eric Whitacre:Lux Aurumque
ウィテカーのルックス・アウルムクェ(Light and Gold)。天使たちが幼子に暖かく歌う黄金色の光のような曲。さざ波のように移ろいゆくハーモニーを美しく響かせたい。
Eric Whitacre:Water Night(合同演奏)
ウィテカーのウォーターナイト。オクタヴィオ パス(ノーベル賞作家)の詩を英語に翻訳したものに作曲された。密集した和音による重厚で緊張感のある響きが特徴。MUSICA
NOVAのみなさんとともに。 |